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子供が保育園(幼稚園)入園が決まると、「ホッ」とした気持ちと「寂しい」という気持ちを感じますね。
ただ、本番はこれから。寂しさよりも、ドタバタの方が強くなります!今回は、わたしが思う「子供の入園前に改善した方が良い生活環境」についてお話します!
保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
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子供が入園するとより忙しくなる
24時間いっしょにいた子供と離れることを想像すると、ちょっと安心した反面、寂しい気持ちでいっぱいになりますよね。ただ、そんな感傷に浸るのは初めだけ……。
いざ子供が保育園・幼稚園に入ると、毎日のドタバタをどう乗り越えるか、どうやって忙しい日々をこなしていくかが課題になります。
でも、その忙しさは、事前に準備しとけば回避可能なものばかり。「あーこんなことなら保育園に入る前に○○しておけばよかった。」と思いはしますが、忙しい日々の中でなかなか手がつけられない……。
というわけで、わたしが「子供が入園する前にしとけば良かった……。」と後悔したことを紹介します。もしこれから子供が保育園・幼稚園に入園する人は、後悔しないように今のうちに行動しましょう。
- 妊娠・乳児育児期の物の断捨離
- 食材宅配サービスなどの利用
- 子供の病気など緊急対策の準備
- 時短できる家電の購入
- 家事分担の話し合い
子供が入園前にしとけば良かったこと
妊娠・乳児育児期の物の断捨離
小さくなった子供服やおもちゃや育児グッズなど、家には子供の物が溢れてます。こまめに整理整頓した方が良いんですが、これまでできてなければ、どこかのタイミングで一気に片付けるしかないです。
家の中に物が溢れた状態で子供が入園すると、効率の悪い生活になります。物が多いため掃除や片付けに時間がかかりますし、「あれどこにあったかなぁ……。」など探すのも大変。
子供が帰ってきた後は、いつもリビングがグチャグチャになります。散らかった部屋を横目に夕飯を食べて、お風呂から出ると、もう何もする気がおきません。
少し片付けても、子供はいつの間にかおもちゃを引っ張り出すため、一向に部屋が片付かずにイライラも増えます。
このような状況にしないために、子供の入園前に断捨離をしましょう。断捨離は、ただ家の荷物を減らすだけじゃなく、生活を快適にするためにも役立つ行為です。
子供の思い出が詰まった育児グッズを捨てるのが忍びないなら、使えるうちにお友達にあげてください。おもちゃは子供に使うかどうかを判断させずに、年齢に合わせて捨てたり、お友達に譲ってください。
生活できるスペースは限られてるので、断捨離できなければ時間を無駄にしてしまいます。
食材宅配サービスなどの利用
子供が幼稚園に行っている間、わたしは時短勤務で16時半まで仕事をしてます。時短勤務とはいえ、16時半あがりでお迎えに行くとすでに17時すぎ、そこから買い物をして、家に帰ってくると18時前です。
子供の就寝時間は20時を目指してるので、4時間で夕飯の支度、夕飯、お風呂、歯磨き、明日の準備、寝かしつけとやることが盛りだくさん。もちろん、すき間で洗濯や掃除などもしなければいけません。
「なんとか時間短縮できない?」と考えて、食材宅配サービスを使うことにしました。知っている人には当たり前ですが、もっと早く利用しとけば良かったと後悔してます。
食材宅配サービスやネットスーパーは、配達時間を指定できるサービスが多く、働くママは効率的に利用できます。わたしの場合、買い物をしないだけで30分の時短になります。
たった30分でも心に余裕ができますし、子供と遊んだり、絵本を読んだりなど、コミュニケーションの時間に使えることで、子供も日々のストレスが解消できます。
食材宅配サービスは登録制なので、配送範囲のサービスを調べて、無料お試しから始めましょう。妊娠中、育児中のママを助ける割引などもあるため、妊娠中からお試しすることをおすすめします。
子供の病気など緊急対策の準備
子供は保育園・幼稚園で、すぐに感染症などの病気をもらってきます。とくに入園して最初の半年ほどは、毎月のように病気にかかっていました。
子供が園を休むと、わたしも仕事も休まなくちゃいけません。子供は病気にかかるものですが、さすがに毎月続くと家族や職場に迷惑をかけてしまいます。そのため、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
もし実家が近くて頼れるなら良いのですが、そうではない人も多いでしょう。
そこで、「病児保育」と「ベビーシッター」を利用しましょう。早めに施設を見学して書類を提出すれば、使い始めるまでに情報を仕入れられます。わたしは息子の入園1年経ってから登録しましたが、もっと早く使っていれば、精神的にも安心できたと思います。
頼れる場人がいることは、心強いものです。病児保育は、地域によって使いづらい場合もあるので、自治体のサイトや窓口で確認して状況を確認してください。
もちろん、それ以外にも育児中の親を助けるサービスはいくつもあります。子供の入園前に病気など緊急時の対策を立てておくと安心です。
子供の病気や発熱でも仕事・パート休めない…働くママ5つの準備
時短できる家電の購入
子供の入園後の生活は、家事の効率化が、ストレスを溜めない生活に必要な考え方です。
「もしすべての家事の時間を半分に時短できれば……。」そんな事を考えながら、日々の忙しい生活を送っているママは多いはずです。
そこで利用したいのが便利な時短家電です。もちろん、家電の買い換えは高い出費ですが、時短できる家電を購入すれば、長い目で見て必ずもとが取れるはずです。
当時、うちには便利な時短家電が一つもなかったので、購入したときはかなり感動しましたし、「もっと早く購入すればよかった……。」と感じました。わたしが購入したのは以下の3つ。
- 食洗器
- 洗濯乾燥機
- お掃除ロボ
忙しい朝は、「洗濯干し」「食器洗い」がないだけで30分余裕ができます。夜も平日はご飯を作って、洗濯ものをたたむくらいになるので、かなりおすすめです。
夫と家事分担の話し合い
子供が入園すると、いっきにママの負担が増えます。ただ本来は、夫婦共働きなので、負担も(できれば)半分ずつにしたいところです。
子供の入園前までは、家事はすべてわたしがしていましたが、夫と家事の分担について話をしなかったため、入園後もなんとなくの流れでわたしの負担だけが残ってしまいました。
ママ友に話を聞くと、入園前に家事分担をした人はパラパラ。その後、忙しい生活の現実を知り、あわてて夫婦で家事分担の話し合いをするものの、なんとなく嫌な雰囲気が漂ったという人もいました。
わたしのように家事分担の話し合いの機会を逃すと、夫は「できるじゃん」と思って積極的に手を出したいとは思わなくなりますからね。
子供の入園は、生活が変わる転換点で、それは旦那さんも理解してるはず。そこで、大まかな分担表を作って、生活のリズムができたら1年毎に見直しするなど、夫婦で家事分担に向き合う機会を設けましょう。
子供の入園がゴールじゃない!
今保活をしてる人は、子供を保育園に入れることがゴールだと思いがちです。ところが、子供が入園してからが本当に忙しい生活の始まりです。
保育園(幼稚園)に入る前は、今後の生活を考える時間も実行する余裕もあります。忙しい生活が始まると、バタバタの日々を過ごすことに一生懸命で、生活の改善がなかなかできません。
わたしは「やっておけば良かった……。」と後悔することばかりで、環境を改善し始めたのは子供の入園から1年後でした。それまでの1年間は余裕がなく、子供と向き合う時間も少なかったように思います。
「わたしは忙しくても大丈夫!」という人がいても、子供と向き合う時間がないと子供がかわいそうです。せめて、今回紹介したことは入園前に済ませて、子供と向き合う時間をたくさん作ってください。
子供の成長はあっという間です。今しかない子供の成長を見逃さないためにも、できることは早めに準備しましょう。