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書類選考や面接で落ちる人は、特徴的な人が多いです。普通の人は迷って運悪く不採用……はありますが、特徴的=非常識な人は即不採用です。普通の人なら採用の確率が高いんです。
ちなみに、年齢不問の保育士求人で若い人と年配の人がいた場合、どっちが採用されやすいかわかりますか。答えは若い人なんですが、その理由は"年齢が若いから"だけじゃありません。
年配の人の方が、特徴的というか癖が強い人が多いんです。このあたりも後で触れたいと思います。
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保育士20年選手。幼稚園、保育園、こども園、支援センターなど転職して、触れ合った子たちは数え切れず。たくさんのママ・パパの相談にものってきました。代々教育者家庭ということもあり、保育士は天職なのかな。
詳しいプロフィール
書類審査で不採用になりやすい保育士の特徴
書類審査で不採用なりやすい保育士の履歴書には以下の特徴があります。
- 履歴書に空欄がある・文章が少ない
- 志望動機が雑・意味がわからない
- 長所・短所、経験、自己PRが薄い
- 短い期間で自己都合退職が多すぎる
- 履歴書の文字が汚い・なぐり書き
- 履歴書に汚れや折り目がある
- 誤字脱字が多い、修正液だらけ
- 証明写真を貼ってない
履歴書に空欄がある・文章が少ない
履歴書は採用の参考になる大切な書類です。ところが空欄が目立つ・文字数が少ないと参考箇所が減るので不採用の対象になります。まず履歴書を書く理由を理解しましょう。
- 保育園に必要な人材なのか判断するため!
- 面接の質問を深堀りしたり・時間を短縮するため!
- 面接後に話し合ったり、印象を思い出すため!
履歴書の書き方は以下を参考にしてください。
志望動機が雑・意味がわからない
「保育方針に感銘を受けた」「良い評判を聞いた」だけでは雑。何に感銘を受けたのか、どんな良い評判を聞いたかを具体的に書かないとマイナスです。
長所・短所、経験、自己PRが薄い
具体性がなく中身が薄い文章、とりあえず埋めました的な文章はすぐにわかります。長所・短所、特技、経験、自己PRの書き方は以下を参考にしてください。
保育士は人間性を見られやすい仕事なので、行動だけじゃなく文章も人に見られることを意識して、やる気をアピールしてください。
短い期間で自己都合退職が多すぎる
明確な理由があれば新卒1年目で途中退職していても良いですが、1年で何回も自己都合退職があると不採用の可能性は高くなります。
採用にはコストがかかるので、辞める可能性がある人を雇うのは保育園にとってリスクです。退職理由(転職理由)は、以下を参考にしてください。
履歴書の文字が汚い・なぐり書き
字がきれいな人は、物事に対する真摯な姿勢が伺えて印象が良いです。うまくなくても丁寧に書けば問題ないんですが、なぐり書きする人は適当な人だと思われます。
字に自信がない人はPCでも問題ないと思います(手書き指定があれば仕方ない)。PCで履歴書を作成したら、特技の欄にさらっと「パソコン」と書くと良いですね。
履歴書に汚れや折り目がある
履歴書は公的な書類なので、折りたたまない・傷つけない・汚さないことは当たり前です。履歴書の扱いからも適当な人かどうかわかります。
誤字脱字が多い、修正液だらけ
履歴書は「きれいに書こう」「誤字脱字に気をつけよう」など、緊張して書きますね。1-2箇所の誤字脱字なら気にしませんが、あちこち間違ってると「確認してよ……。」と思います。
また、履歴書は修正液・修正テープは使いません。そのため、修正だらけの履歴書を見ると、「丁寧に書いてない……。」「書き直すの面倒なのかな……」と二重にマイナスです。
証明写真を貼ってない
たまに証明写真を貼ってない人がいますが、写真欄があれば貼るのは当然です。百歩譲ってプリクラを貼る方がマシです。良し悪しじゃなく、顔の印象は判断材料の一つになります。
面接で不採用になりやすい保育士の特徴
面接で不採用なりやすい保育士には以下の特徴があります。
- 面接の服装がふさわしくない
- 第一印象の雰囲気が暗い
- 声が小さい、喋り方がモゴモゴ
- 人の話を遮る、途中で否定する
- 喋り方がフランク、馴れ馴れしい
- 今の保育業界のダメ出しをする
- 自分の保育感をとくとくと語る
- 待遇や働き方の条件が多すぎる
面接の服装がふさわしくない
社会人経験はあるはずなのに、ふさわしくない服装で面接にくる人もいます。基本はスーツですが、ビジネスカジュアルなら問題ありません。TPOの問題です。
- 濃紺かダークグレーのスーツ
- かばんと靴は黒で統一する
- 髪型はまとめて、髪色はやっぱり黒
- 健康的なナチュラルメイクにする
- アクセサリーは基本身につけない
- 爪はしっかり切っておく
- ストッキングの着用を忘れない
第一印象の雰囲気が暗い
保育スキルが高くても、第一印象の雰囲気が暗い人はNGですね。服装や話し方・返事など、明るくできる要素はたくさんあります。
声が小さい、喋り方がモゴモゴ
同じく保育士になりたいのに声が小さい、喋り方がモゴモゴしている人もNGです。
人の話を遮る、途中で否定する
人の話を遮って自分の話を始めたり、「いいえ違います」など途中で否定する人も印象が悪いです。こういう人は個性的な考え方が多く、いっしょに仕事をすると苦労します(個人の感想)。
喋り方がフランク、馴れ馴れしい
面接で「うんうん。」「へーそうなんだぁ。」などフランクにされると困ります。良い人でも場所をわきまえないと、保護者に悪印象を与えてしまいます。しかも本人に自覚がないことが多い……。
今の保育業界のダメ出しをする
保育業界には改善点がたくさんありますが、聞かれてもないのに面接で言う必要はないです。今の保育業界のダメ出しをしても「わかってるねぇ。じゃあ採用!」とはなりません。
自分の保育感をとくとくと語る
自分の保育感を語る人もいます。保育感・保育論自体は良いのですが、大半が理想だけで裏付けがありません。「貴園でも○○をすべきだと思います。」と言われるのは大きなお世話です。
待遇や働き方の条件が多すぎる
待遇は求人票にすべて書いてあるので、不明点があればどんどん質問して問題ありません。ただ待遇面の条件が多すぎる人は、「求人票見た?」「希望条件で働けるとこ探せば?」と思います。
不採用になりやすい保育士は特徴的
最初に話しましたが、若い人よりも年配の人の方が特徴的で変わった人が多いです。
不採用になりやすい特徴的な人
若い人は経験が足りないため間違えることが多いんですが、年配の人は常識がわかっていて独自の感性や解釈で良かれと思って物事を進める人が多いので余計に厄介です。
保育園は常識外れな人を採用しませんし、常識を教えるつもりもありません。どれだけ信念があっても、まずは世間の常識通りの行動が大切です。
自分が非常識か知るためには?
もし自分の常識が世間とズレていないか心配な人は、ひとりで転職活動をしないで転職サイトーに頼った方が良いです。
ちなみに面接でよく聞かれる質問は以下の5つです。非常識な人は、回答うんぬん関係なく不採用になります(面接でよく聞かれる質問の回答例はこちら)。
- 以前の保育園をやめた理由はなんですか(退職理由)
- この保育園を希望した理由はなんですか(志望動機)
- なぜ保育士になりたいと思ったんですか
- 保育士として心がけてることはなんですか
- この保育園に貢献できることはなんですか
保育士が面接で落ちない方法は?
保育士の採用に絶対的な基準はないので、今回話したことはわたしの保育士仲間が思う常識です。ただ、1人で転職活動をしてると考え方が偏ることもあります。
そんなときは転職サイトで履歴書の書き方や面接対策を聞けば、しっかり常識に沿ってフォローしてもらえます。転職サイトの選び方がわからない人は以下を参考にしてください。
初めて転職活動をする人、保育士転職サイトの登録が初めてで不安な人は以下を参考にしてください。保育士転職サイトの登録から内定をもらうまでの使い方を徹底解説しています。
「わたし常識的だと思うんだけど……。」という人は、面接に対するツメが甘いのかもしれません。
面接官が判断するポイントは、「適性」「スキル」「人間性」の3つです。これらを押さえて面接の練習をすれば、自信を持てるようになります。以下を参考にして、バンバン内定をもらってください。