保育士の仕事

保育士がもっとも忙しい年度末・年度初めの業務、引き継ぎ内容とは

投稿日:2018年12月23日 更新日:

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まーさ
こんにちは!保育歴20年の保育士まーさ(@mama_ism)です。
みんな知ってるとおり、保育園でもっとも忙しい時期は2月下旬から4月中旬ごろまで、つまり年度末から年度初めまでです。今回は、この時期の仕事内容や引き継ぎ内容をまとめてお話します。

年度末・年度初めは保育士がもっとも忙しい時期

年度末から年度初めの時期は、新しいクラス編成が決まり、保育士同士の引き継ぎ業務が行われます。

また、卒園式の飾り付けや段取り・予行演習があり、卒園式が終わればすぐに入園式……といった具合に、次から次へと大きな行事・業務がめじろ押しです。

とくに年長クラスは、卒園式で保育園の集大成を迎えるため、年長クラス担任だけでなく職員全員が並々ならぬ気合の入りよう。

もちろん、年長クラス担任の保育士は卒園式が中心、年少クラス担任の保育士は入園式が中心になりますが、職員全員が助け合わなければこの時期は乗り切れません。

では、年度末・年度初めの保育士は、具体的にどのような仕事をしなければいけないんでしょうか。

年度末までに行う仕事・引き継ぎ業務

まーさ
年度末までに保育士が行う業務は以下のものです。ただし、進級する園児と卒園する園児のクラスでは、やることが少し違います。

引き継ぎ業務|次年度の担任に対して

まず大切なことは、進級する園児の情報を次年度の新しいクラス担任に引き継ぐことです。引き継ぎ業務は、主に児童表や日誌によって行われるため、現在のクラス担任は、抜け漏れや不足がないか見直しをしなければいけません。

引き継ぎ業務|小学校に対して

年長クラスの担任であれば、小学校への引き継ぎが必要です。引き継ぎ資料として使われるのが、「指導要録(保育所児童保育要録)」です。

指導要録は、保育園から小学校に進学する子供(年長児)の心身の発達状況、健康記録、家庭状況、また子供に対する指導概要を記載する資料のことで、小学校では幼小保連絡会を通して学級編成や個別指導の参考として利用されます。

指導要録は子供の個性を表す大切な資料のため、なるべく具体的に記載しなければいけません。

保育室の掃除

保育室(お部屋)の掃除や整理も、保育士が年度末に行う大事な仕事です。これは進級児クラスも卒園児クラスも変わりません。

たとえば壁面の残りや汚れ落とし、掃除用具など用具類のチェック、整理棚の掃除、おもちゃ類のチェックと足りない分の発注など、細かく行うことはたくさんあります。

保護者への挨拶

多くの保育園では、卒園児の保護者に対して感謝の挨拶をします。卒園児が1クラスの場合は卒園式の中で、2クラス以上の場合は卒園式後に保育室で行うことが多いと思います(園によります)。

一方、保育士が進級児の保護者に公式な挨拶することは少ないですね。3月の園だよりにお礼の挨拶を書いたり、お迎えのときに一人ひとりの保護者に対して、「1年間ありがとうございました。」とお礼を言うくらいでしょうか。

お別れ遠足などの準備

お別れ遠足は、卒園児が2月中旬-下旬ごろに行う思い出づくりの遠足のことで、行う園・行わない園があります。また、親子遠足を行う保育園もあります。

親子遠足の場合、保護者がいて子供に手がかからない分、細部に気を配る必要があります。下見で注意点を探し、失敗しないようにタイムスケジュールを何度も見直すなどです。

また、食育に力を入れている園だと、お別れ給食(バイキングや子供が好きなものをみんなで食べるなど)があります。お別れ給食は給食さんが中心になるため、保育士は場作りなどの準備が主な仕事です。

新年度までに行う新しいクラスの準備

まーさ
新年度までに、保育士が行う業務は以下のものです。ただし、進級する園児と入園する園児のクラスでは、やることが少し違います。

保育指針の年間計画作成

新年度でもっとも大変なことは、1年間の保育指針の年間計画を立て、月案、週案、日案を作成することです。年間計画は、年度末に園に提出するのが一般的でしょう。

保育指針はまず保育園で基本的な年間計画があるため、それにならって個別クラスの年間計画、月案、週案、日案を作成することになります。園によっては、週案がなかったり、日案がない場合もあります。

また、保育室ごとに防災基準を満たしているかなどの防災チェック書類も作成します。

保育室の環境整備

新しく1年を始めるにあたって、お誕生日表などの壁面を作ったり、机や靴箱、ロッカーなどに名前シールを貼ったり、おもちゃや絵本、収納カゴなどの備品類の不足分をチェックします。これらの備品類は年間計画で立てた予算案に沿って、発注します。

また、乳児クラスの保育士は、調乳室や滅菌庫、おむつ交換台に不備や汚れがないかチェックをします。

園児の名前を覚える

クラス担任になると、できるだけ子供全員の顔と名前と特徴を頭に入れて、引き継いだ一人ひとりの対応をシミュレートしなければいけません。進級クラスの園児は児童書や引き継ぎなどで覚え、新入園児は家庭調査書を見て覚えます。

前年度担任からの引き継ぎ

児童書には園児一人ひとりの特徴が書かれているため、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の五領域の成長具合に目を通して、必要であれば前年度の担任保育士から、一人ひとりの状況を確認しなければいけません。

複数担任の業務確認

乳児クラスは複数担任になるため、保育指針の確認や保育の進め方を確認します。もし、担任が新人保育士の場合は、ある程度の教育が必要です。

新卒採用屋は3月から研修に来ることが多いため、その際に保育業務を覚えてもらう園が多いでしょう。4月1日からは実際のお仕事が始まるため、その前に意識合わせが必要です。

その他

その他の業務としては、保護者への挨拶、4月の園だよりの作成、連絡帳の準備などがあります。これらは、保育園によって扱いが異なります。

年度の変わり目にやるべきことを押さえておこう

一般的に、保育園は年度が変わる時期でもお休みの期間はありません。そのため、3月末まで通常の保育を行いつつ、年度末・新年度の準備を並行して進めなければいけません。もちろん、新年度は4月1日から始まります。

入園にしろ、卒園にしろ、園児にとっては晴れの舞台です。保護者もたくさん集まり、我が子の新しい門出に期待するため、その気持ちを裏切るわけにはいきませんね。

年度末・年度初めはバタバタして大変な時期ですが、保育士にとって1年の集大成でもあり、卒園していく子、入園してくる子、進級する子を見ることは感慨深くもあります。

まーさ
児童表や日誌を見ながら、「あー、この子も成長したなぁ。」と思うことが、この時期の少ない癒やしの時間かなぁ。

1度経験すれば慣れる……とは言えませんが、このバタバタに早めに慣れるためにも、年度末にやるべきこと、年度初めに向けてやるべきことは事前に押さえて、早めに取り掛かりたいところです。

まーさ
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