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現役保育士はこれに不満!退職理由ランキングと悩みランキング

投稿日:2019年1月16日 更新日:

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まーさ
あー、保育士ってたのしぃー!子供たちもかわいいし、働く環境も待遇も最高すぎ!

それって本心で言ってますか?
みやこさん

まーさ
ほんとは給料が安いし、仕事も多いし、休みも欲しいし……保育士ってみんなどんな理由で辞めるのかなぁ。

保育士の退職理由は統計があるので見てみましょう。ついでに、現役保育士が不満に思っている悩みも紹介します。
みやこさん

どんな仕事でもストレスは溜まります。不平不満がない職場なんてありません。それでも保育士は、他の仕事に比べて我慢が必要な仕事だと言われます。

では現役の保育士は保育園の何に不満を感じているんでしょうか。また、どうすれば理想の保育園で働けるんでしょうか。「保育士の退職理由ランキング」と「現役保育士が保育園に抱える不満ランキング」に分けてお話したいと思います。

保育士の退職理由ランキング

以下は、東京都福祉保健局が平成26年に行った調査結果です。

保育士退職理由

東京都保育士実態調査報告書|東京都福祉保健局

  • 1位|妊娠・出産|25.7%
  • 2位|給料が安い|25.5%
  • 3位|職場の人間関係|20.6%
  • 4位|結婚|20.4%
  • 5位|仕事量が多い|20.3%
  • 6位|労働時間が長い|17.5%
  • 7位|健康上の理由(体力含む)|14.3%
  • 8位|他業種への興味|12.1%
  • 9位|子育て・家事|10.8%
  • 10位|転居|7.6%

保育士が退職する理由の第1位は、「妊娠・出産」です。これはどんな職場でも女性なら納得ですね。まぁ、「給料が安い」もほぼ同じ割合ですが。

保育士が退職する理由は、「妊娠・出産」「結婚」「子育て・家事」「転居」「家族の事情(介護等)」などの突発的(ポジティブ)な退職理由と、「給料が安い」「職場の人間関係」「仕事量が多い」「労働時間が長い」などのネガティブな退職理由に分かれます。

突発的な退職理由とネガティブな退職理由を、もうちょっとイメージしやすいように掘り下げてみますね。
みやこさん

保育士の退職理由をもうちょっと解説

突発的な退職理由について

まずは、突発的な退職理由ですが、「妊娠・出産」「結婚」「子育て・家事」「転居」「家族の事情(介護等)」は、保育士が仕事を辞めるときの理由になりやすいですね。

もちろん、「辞めたくないけど辞めなきゃダメ。」なのか、「辞める理由ができたから辞めてしまおう。」なのかは、人それぞれです。

アンケート調査でも本音を隠す人はいるので、「結婚で、良い機会だから辞めた。」という人は一定数いるんだと思います。

ネガティブな退職理由について

次に、ネガティブな退職理由ですが、「給料が安い」「職場の人間関係」「仕事量が多い」「労働時間が長い」という割合が多いのは、保育士の特徴のひとつなのかなと思います。

注目したいのは「職場の人間関係」です。保育士の仕事は給料や仕事量よりも、人間関係が大切な職業だと思います。保育士は、子供を安全に預かって保育することが仕事です。子供のお世話なので、ドライに対応できないことばかりです。

そのため、良い人間関係を築ければ楽しい仕事になりますが、良い人間関係を築けなければつらい仕事になってしまいます。

もちろんいろんな性格の子供、親がいるので、すべての人と良い人間関係を築くことは難しいんですが、そんなときに助けてくれるのが同僚の先生たちです。

ところが、やっぱり先生たちの中にも合わない人もいます。人間なので仕方ないんですが、保育士はそんなギクシャクした人間関係が、もろに仕事に影響するため退職理由になりやすいんです。

まーさ
でも保育士が実際に退職する理由と保育士が現場で抱えてる不満って違うよね。

そうですね。保育士が保育園に抱えている不満は以下の通りです。
みやこさん

現役保育士が保育園に抱える不満ランキング

以下は、東京都福祉保健局が平成20-25年にかけて行った「東京都保育士実態調査」という調査です。

運営主体別の職場への改善希望点

東京都保育士実態調査報告書|東京都福祉保健局

現役保育士が保育園にどんな不満を持っているのか、10位までをランキングにするとこうになります。

  • 01位|給与・賞与等の改善|59.0%
  • 02位|職員数の増員|40.4%
  • 03位|事務・雑務の軽減|34.9%
  • 04位|未消化(有給等)休暇の改善|31.5%
  • 05位|勤務シフトの改善|27.4%
  • 06位|職員間のコミュニケーション|20.3%
  • 07位|研修機会の充実|13.7%
  • 08位|相談体制の充実|13.5%
  • 09位|園(など)の理念や運営方針|12.7%
  • 10位|雇用の安定化(正規職員登用)|12.6%
保育士が保育園や保育士の仕事に抱えてる不満は、一つずつ深掘りしてみますね。
みやこさん

保育士が保育園に抱える不満の詳細

保育士が保育園に抱える不満の詳細

1位|給与・賞与等の改善|59.0%

平成28年度の厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、20代保育士の平均年収は270万円、40代保育士でも330万円ほどです。女性保育士の平均年収は、女性の平均年収と比べて50万円ほどの開きがあります。

男女計
年収換算 月収換算 年収換算 月収換算 年収換算 月収換算
全職種 489.9万円 40.8万円 549.4万円 45.8万円 376.2万円 31.4万円
保育士 326.8万円 27.2万円 363.7万円 30.3万円 324.7万円 27.1万円

保育士の給料は税金で成り立っています。今後保育無償化が拡大すると国の税金はより多くなりますが、単純に保育士の給料が上がるわけじゃありません。詳しくは以下も参考にしてください。

2位|職員数の増員|40.4%

待機児童問題によって、保育園に保育士が足りないことは誰でも知ってますね。平成29年度の保育士の有効求人倍率は2.76倍で、全職種平均の1.58倍と比べてもかなり高い割合です。

保育士の有効求人倍率の推移(全国) - 厚生労働省

残念ながら、この状態で「保育士や職員の数を増やして欲しい!」と保育園に訴えても、求人で保育士が集まらないんです。そのため、保育士不足の状況はなかなか改善しません。

3位|事務・雑務の軽減|34.9%

保育士の仕事は、子供の保育だけじゃありません。日案・週案などの保育指導方針、日誌や園児ごとの連絡帳、壁面(最近は減ってます)、行事の準備、保護者からの相談、接客や発注などの事務作業、行事の企画や準備、保育園内の掃除など挙げるとキリがありません。

また保育ニーズの多様化(アレルギーや障害児対応、虐待や貧困の増加など)で、保育自体の負担も増えています。小学校の先生も同じことが言えますが、教育・保育とは違う仕事が多いことは問題ですよね。

4位|未消化(有給等)休暇の改善|31.5%

保育士は育児と両立している人も多いですね。子供がいると、発熱で年に何度か保育園を休むことがあります。そこで優先的に有給が消化されますが、抜けた穴は別の保育士が埋めます。そのため、未婚の保育士やベテラン保育士ほど有給が取りづらくなります

5位|勤務シフトの改善|27.4%

保育士の勤務時間は保育園によって違いますが、仕事をするママに代わって子供を預かるため開園時間は長くなり、複数シフトの時差出勤制になることが多いですね。

また早朝保育、延長保育、夜間保育などがある保育園は昼間と別の保育士が担当することが多いですが、どうしてもヘルプが必要で駆り出されることもあります。そのため、責任感が強い保育士ほどシフトの波が大きくなって大変になります

6位|職員間のコミュニケーション|20.3%

「職員間のコミュニケーションくらい普通に取れるでしょ!」と思うかもしれませんが、女性だけの職場で勤務時間がバラバラ、昼間は保育ばかりだとコミュニケーションがとれないこともあります。

保育士の年齢もバラバラで、新卒で入ったら他の保育士は全員30代以上という保育園も珍しくないです。スムーズな保育のためにも、保育士の人間関係はとっても大切だと思います。

7位|研修機会の充実|13.7%

保育士は子供の保育や保護者の悩み相談に対応するために、学ぶことがいっぱいあります。たとえば、発達心理学、栄養学、衛生管理学などの研修があれば、積極的に参加させる保育園も多いですね。

個人的には遠くまで行って1日座りっぱなしは辛いので、「頻繁には無くていいかなぁ……(^_^;)」と思うこともありますが、学ぶ機会がまったくないとモチベーション維持が難しくなります。

8位|相談体制の充実|13.5%

保育士は新卒からクラス担任を持つことも多く、経験しながら手探りで仕事を覚えていきます。ベテランのパート保育士が補助したり、複数担任の乳児クラスなら相談できますが、「後輩は叱って育てる」「背中を見て学べ」という厄介な先輩もいるため相談体制は整えて欲しいなぁと思います。

9位|園(など)の理念や運営方針|12.7%

保育園の理念や運営方針は、園長の一存で決まります。当たり障りない内容(失礼?)が多いですが、変わった理念・運営方針の認可外保育園も見かけます。運動や食育、音楽に力を入れるなどは良いんですが、宗教観や思想信条全開の理念・運営方針だと抵抗がある保育士もいるでしょう。

10位|雇用の安定化(正規職員登用)|12.6%

現在働いている保育士の雇用形態は6割弱が正規保育士で、それ以外は契約やパートです。正規保育士は20代がもっとも多く、30代、40代、50代と非正規保育士の割合が増えていきます。

東京都保育士実態調査報告書|東京都福祉保健局

これは結婚、妊娠、出産などで退職した後に復職する保育士が多いからですが、中にはパートで復職すると正規保育士になりたくてもなかなかなれないこともあります。

まーさ
大きく分けると、「給料が安い」「人間関係が悪い」「仕事が多い」ことに不満を持ってる保育士が多いね。

そうですね。ただこの中で、どの不満があると1番堪えられないと感じるかも考えてみてください。
みやこさん

もっとも大切なことは働きやすい保育園

もっとも大切なことは働きやすい保育園

わたし3つ中でもっとも耐えられないと感じるのは、「人間関係が悪い」です。人間関係が良いと職場で笑顔が増えますし、連帯感も生まれます。子供の発熱のときも快くシフトを代わってもらえるなど、保育士同士が助け合って働けます。

「給料が安い」「仕事が多い」という不満があっても、人間関係が良くて居心地の良い保育園なら働けますが、人間関係が悪いと単純に働くのが辛いです。しかも、「給料が安い」「仕事が多い」という負の感情が余計に膨らみます。

今は保育士が団結して保育業界を変えるべき時期です。それなのに内輪もめをするのはバカらしいです。人間関係で悩んでいる人は無理せず保育士を辞めるか、別の保育園に転職した方が良いと思います。

もし転職をするなら転職サイトをうまく活用して、人間関係が良い保育園を探しましょう。今は保育士の求人倍率が高いため、「給料が安い」「仕事が多い」も合わせて解決できる求人はたくさんあります。

まーさ
どんな転職サイトを選べばいいの?

基本的には転職したい地域に求人が多くて、情報をしっかり集めてくれる転職サイトを選びましょう。
みやこさん

まーさ
それだけでいいの?

はい、この2つを押さえれば希望に近い保育園を見つけることは難しくないです。
みやこさん

わたしのおすすめは以下の転職サイトです。

以下で理由を説明してるので、転職サイトの選び方がわからない人は参考にしてください。

まーさ
保育士転職サイトランキング厳選トップ10!」も参考にしてください☺️

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