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本ページにはプロモーションが含まれます。保育園を辞めるのはストレスがかかりますね。ましてや園長のパワハラや先輩のいじめが怖かったり、子供に対する責任感が強すぎる保育士だと退職が言い出せません。
環境を変えるのは不安ですが、今の気持ちのまま保育園で働いていても余計辛くなります。そんな保育士は、これ以上心を痛める前に退職代行も検討しましょう。
- 園長が辞めさせてくれないんだけど……退職代行で辞められる?
- 退職代行ってどういうサービス?違法……じゃないよね?
- どうやって退職代行を使えばいいのか詳しく教えてほしい!
人生は1回しかありません。保育園を辞めたいけど辞められない……と悩んでいる保育士が、退職代行を使った方が良いのか判断基準を説明します。
できるだけ早く退職したい人、退職を検討している人は、この記事を最後まで読んで今後の参考にしてください。
保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、社員が会社を退職したいときに、その社員の代わりに会社に退職の意思を伝えて退職の手続きを代行するサービスです。
最近話題ですが、弁護士業界では前からある仕事で珍しいものじゃありません。弁護士業務の一部が別にサービス化されて、利用する保育士も増えているという経緯です。
自分の口できっぱり「辞めます。」と言えれば良いんですが、そもそも辞められる雰囲気の保育園なら退職代行サービスなんて使われません。
また、責任感が強い保育士ほど子供や同僚のことを考えてなかなか言えないですし、「あなたがいないと回らない。」なんて引き止められると辞める決心が揺らぎます。
辞めようとすると全力で止める園長や主任もいるので、辞めたいのに辞められない現状があります。
しかもパワハラや人間関係で心を病んでいると、「辞めます。」が怖くて言えないんです。というわけで、退職代行サービスで保育園を辞める保育士は今後も増えると思います。
退職代行を使った方が良い保育士、使わなくて良い保育士
退職代行サービスは、退職したい保育士みんなが使った方が良いサービスではありません。次の項目に当てはまらない保育士は、退職代行を使わなくて良いと思います。
- 年度途中で辞めることになったけど言い出せない保育士
- とにかく今の保育園を即日退職したい保育士
- ブラック保育園で精神的に追い詰められている保育士
- 園長・主任などの強い引き止めに遭いそうな保育士
- 退職前に有給消化したいけど許してもらえない保育士
- 残業代などの未払い賃金、退職金を請求したい保育士
- パワハラ・マタハラなどの慰謝料・労災請求をしたい保育士
基本的には保育園を辞めたくても辞められない保育士、園長や先輩保育士が怖くて辞めたいと言えない保育士、年度途中で辞めたいけど伝えづらい保育士が退職代行の対象です。
さらに、保育園は辞められるけど未払い賃金が残ってる保育士、パワハラやマタハラの労災請求をしたい保育士、サービス残業の残業代を請求したい保育士も効果的に使えます。
退職代行サービスは2種類ある
2種類の退職代行サービスは似ているので混乱しがちですが、「退職代行業者」に依頼か「弁護士事務所」に依頼かで目的、サービス内容、料金が違います。
- 弁護士監修の退職代行業者に依頼する
- 弁護士事務所に退職代行を依頼する
弁護士監修の退職代行業者に依頼する
退職代行業者に退職代行を依頼すると、「退職の意思を保育園に伝える」ことができます。
退職代行業者を利用するときの肝は、"弁護士監修"であることです。法律に則って、無理のない退職代行サービスを提供している退職代行業者に依頼してください。
弁護士事務所に退職代行を依頼する
弁護士事務所に退職代行を依頼すると、「退職の意思を保育園に伝える」「保育園と交渉をする」を代行してもらえます。
保育士の退職意思を代行して保育園に退職までの期間を交渉したり、未払い賃金や労災請求できるのは弁護士のみです。そのため以下の必要があれば、弁護士事務所に退職代行を依頼してください。
- 退職前に有給をすべて消化してから辞めたい保育士
- 退職時に残業代などの未払い賃金、退職金を請求したい保育士
- パワハラ・マタハラなどの慰謝料・労災請求をしたい保育士
保育士が退職代行を使うメリットとデメリット
保育士が退職代行を使うメリット
- 園長に顔を合わせずに退職できる
- 保育園から即日退職ができる
- 退職のストレスがなくなる
- 未払い賃金が取り戻せる
園長に顔を合わせずに退職できる
退職代行サービスを使うと、業者や弁護士が代理で保育園に退職の意思を伝えてくれます。
退職の際に園長に引き止められそう、恫喝されそう、同僚に会いたくないという保育士は多いと思います。そのため、顔を合わせずに辞められるのはメリットです。
保育園から即日退職ができる
民法第627条では2週間前に退職意思を伝えれば、園長の承諾はいりません。ただ「園長に退職意思を伝えてから退職までの2週間が辛い……。」という人もいますね。その場合は、
↓
正式な退職日はその日から2週間後になる
↓
2週間は有給休暇(足りなければ欠勤扱い)
となります。なるほどという仕組みですが、自分ではなかなか決行できませんね。
退職のストレスがなくなる
保育園の退職を考えるのはストレスです。「辞めます。」と言えない雰囲気の保育園だと、辞めたいのに辞められないストレスで心も体もボロボロになります。
「体壊す前に辞めればいいのに。」と言われても、言えずに過労死する人もいるんです。辞められないことを我慢して、取り返しがつかなくなる前に早く使うべきです。
未払い賃金が取り戻せる
弁護士事務所に依頼すると、未払い賃金が取り戻せる可能性があります。またサービス残業が証明できれば、その残業代も請求できます。
世の中には、サービス残業の未払い賃金の請求で何十万円、何百万円も取り戻せた事例がたくさんあります。未払い賃金の請求に必要な書類などは弁護士に確認が必要です。
保育士が退職代行を使うデメリット
- 退職代行にはお金がかかる
- 保育園を円満退職できない
退職代行にはお金がかかる
退職代行業者の利用料金は3-5万円ほど、弁護士に依頼すると5-6万円ほどです。金額だけを見ると、高いと感じる人もいると思います。
ただ、あなたは1か月前も辞めたいと思ってましたね。もし1か月前に戻って退職できるならいくら払いますか?辞められない日がまた1か月続くと思えば、安いと感じる人は多いでしょう。
また弁護士に依頼して保育園から未払い賃金を回収できれば、退職代行の料金よりも回収金額の方が多くなります。保育士は、残業代が未払い賃金になることがほとんどですよね。
以下を見ても分かる通り、サービス残業の残業代回収には手順が必要です。不可能ではないですが、残業代の回収はプロに頼らないと厄介です。
保育園を円満退職できない
退職代行を使うと即日退職できますが、保育園を無理やり辞めるので円満退職ではなくなります。また、上辺の付き合いの同僚との人間関係は悪くなるかもしれません。
ただその人はあなたが苦しんでいても助けてくれない人なので、どうでも良いことですね。
ちなみに園長など園関係者は、退職代行を使って辞めた保育士のことを他者に口外してはいけません。口外すると、個人情報保護違反になります。
保育士におすすめの退職代行サービスは?
退職代行サービスは増えているので、どのサービスを選んで良いかわからない人もいますね。でも、2つのポイントを押さえればだいじょうぶです。
- 「弁護士事務所」に依頼するか「退職代行業者」に依頼するか決める
- 「退職代行業者」に依頼するなら、なるべく有名なサービスを選ぶ
弁護士事務所と退職代行業者のどちらに依頼するか迷ったら、まず無料相談しましょう。どちらの退職代行サービスも最初に無料相談をして、納得できたら依頼をする流れです。
また退職代行業者に依頼するなら、なるべく有名なサービスを選びましょう。退職代行業者は、退職代行の実績がある方が安心できます。
退職代行業者のおすすめ退職代行サービス
退職代行業者のおすすめは「わたしNEXT」です。利用する前に一度無料相談をしてください。無料相談はLINEなどで手軽にできますよ。
- わたしNEXT(29,800円)
創業16年!お客様満足度99.7%で不満0%!女性が選ぶ退職代行業者でもっともメジャー
「わたしNEXT」は女性専用なので女性の退職代行事例を多く聞ける分おすすめです。もちろん保育士の利用事例も多いです。
弁護士事務所のおすすめ退職代行サービス
一方、未払い賃金、残業代、退職金などの回収、労災請求したいなら「弁護士法人みやび(料金55,000円+回収した分の20%)」に退職代行を依頼しましょう。
弁護士事務所は敷居が高く感じるかもですが、未払い賃金回収の無料相談もできるのでおすすめです。
たとえば未払い賃金を10万円回収した場合、弁護士法人みやびに支払う金額は「5.5万円+(10万円×20%)=75000円」です。つまり、10万円回収して手元に2.5万円残るということです。
手元にお金が残った方が良いので、いくら回収できそうか、いくら手元に残りそうかなども、先に「弁護士法人みやび」に無料相談をして確認すれば良いと思います。
- 弁護士法人みやびの退職代行サービス(55,000円+回収分の20%)
弁護士に任せるので保育園と揉めない!未払い賃金やパワハラの労災請求も可能!
弁護士に依頼するので、保育園と揉めても問題ありません。というかそもそも退職は労働者の権利なので揉めること自体おかしいんですが、変な園長もいますしね……(^_^;)
退職代行サービスの使い方の流れ
最後に退職代行サービスの使い方の流れ、支払い方法などをまとめます。
- 退職代行サービスの使い方の流れ
- 退職代行サービスは100%返金保証
- 退職代行サービスを使うか迷ったら
退職代行サービスの使い方の流れ
- ①フォームorLINEなどで無料相談
- ②納得したら申し込み
- ③退職代行費用の支払い
- ④退職日の打ち合わせ
- ⑤退職代行のサービス実行
- ⑥退職完了
- ⑦弁護士事務所のみ成功報酬の支払い
どの退職代行サービスもLINEやメール、電話などで無料相談して、納得したら申し込みの流れです。
申し込みをしたら、振り込みやカード決済、キャリア決済などで支払いをして、保育園を辞めたい日を打ち合わせます。また、未払い賃金などの回収があれば必要な情報を用意します。
退職代行が実行されたら保育園に行く必要はありませんし、保育園からの電話に出る必要もありません。退職代行サービスは、このようにわかりやすく使い方も簡単です。
退職代行サービスは100%返金保証
紹介した「わたしNEXT」「弁護士法人みやび」は、どちらも100%返金保証です。
つまり、退職代行サービスを利用して保育園を退職できなかった場合は、支払った料金をすべて返してくれるので安心して利用できます。
退職代行サービスを使うか迷ったら
保育園を辞めることに罪悪感がある人は多いです。その理由は仕事を辞めることに対して「無責任」「非常識」という風潮があるためです。
でもよく考えてください。給料をもらってるのにサボったら無責任ですが、仕事を辞めるのが無責任というのは単なる強制です。そんなハラスメントに付き合うのは、以下の時間の無駄です。
- 辞めると言い出せない時間
- 辞めるときに引き止められる時間
- 退職が決定した後の気まずい時間
しかも時間が無駄なだけじゃなく、精神的に辛い時間を過ごします。あなたが悩むことで家族にも心配をかけます。退職代行を使った方が良い理由は、単純にコスパが良いからです。
まずは無料相談をして、退職代行サービスを使うべきか判断してください。
- わたしNEXT(29,800円)
創業16年!お客様満足度99.7%で不満0%!女性が選ぶ退職代行業者でもっともメジャー - 弁護士法人みやびの退職代行サービス(55,000円+回収分の20%)
弁護士に任せるので保育園と揉めない!未払い賃金やパワハラの労災請求も可能!
耐えていても良いことはありません。今の保育園をきっちり辞めることがあなたのためになり、これからの保育士の待遇改善にもつながります。
退職を決意したら、次は退職に必要な準備をしてください。退職代行を使わずに保育園を円満退職したい人は、「あー、あれやっておけばよかった。」とならないよう退職の流れを押さえましょう。