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わたしの友人に「子供に嫌われている」という悩みを持った保育士がいました。「保育士でも子供に嫌われるの?」と思う人もいるかも知れませんが、保育士なら大なり小なり経験することです。
一生懸命保育してるのに、子供が心を開いてくれないと心が折れそうになります。多くの場合は時間が解決してくれますが、そうではない場合もあります。
「どうしたら子供に好かれるんだろう……。」と悩んで、いろいろ試しても効果がない。そして、より一生懸命子供に好かれようと努力する……。
そんなとき、あなたの心には余裕がありません。戦略を練って好かれようとしますが、それって子供と向き合ってない状態なんです。子供に好かれるには子供と向き合う必要があります。
子供に嫌われる保育士に共通する特徴は心に余裕がないことです。なぜ心に余裕がないと子供に嫌われるんでしょうか。子供に嫌われる保育士の特徴を見て、自分に当てはまっていないか確認してください。

保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
子供に嫌われる保育士の特徴

- 無意識のうちに上から目線で話をしている
- 感情表現が乏しく無表情で子供に接している
- 子供といっしょに遊んでいない
- 子供の扱いが大雑把になっている
- その場しのぎの嘘やごまかしを言う
- まとめることに必死で○○してーが口癖
- みんなに平等に優しくしていない
無意識のうちに上から目線で話をしている
相手が子供でも、上から目線で話をする保育士は嫌われます。
子供はみんな自分を認めて欲しいと思って、一生懸命話しかけてきます。保育士は子供の目線に合わせるように目線を下げ、トーンを上げて話をしなければいけません。
感情表現が乏しく無表情で子供に接している
子供と接するときは、オーバーリアクションが基本です。子供は何が嬉しくて、何をしたら叱られて、何をしたら悲しくて、何をしたら楽しくなるか、大人の表現を見て学習しています。
そんな喜怒哀楽の表現が大きいほど、保育士の楽しそうな顔につられて子供も笑顔になるんです。無表情で子供に接していると、子供の感情の揺れ幅も小さくなってしまいます。
子供といっしょに遊んでいない
子供といっしょに遊べない保育士は、少し距離を置いた大人として子供に接しています。子供と遊ぶのはスキンシップをするということ。子供から信頼されるには、スキンシップが大切です。
「子供が楽しそうに遊んでるからいいや。」じゃなく、子供の輪に入って保育士自身も楽しめないと、子供にとってはただ見ている大人がそこにいるだけになってしまいます。
子供の扱いが大雑把になっている
「せんせーどろだんごみてー」「せんせーどんぐりみつけたー」など、子供は何人も一気に集まってきますね。そんなときは、「すごいねー」などおざなりに反応しちゃダメです。
一人ひとりの名前を呼びながら、「○○くん大きな泥団子作ったねー。もぐもぐ。」「○○ちゃんかわいいどんぐり見つけたねー。先生にも1つちょうだい。」など、なるべく全員に反応してください。
その場しのぎの嘘やごまかしを言う
子供が寄ってきたときに仕事が忙しいと、「ごめんね、今忙しいから後でね。」と返してないですか?
純粋な子供は「後でね。」の言葉を信じて待っています。「後でね。」じゃなく、「○○が終わったらお話聞かせてね。」など返して、手が空いたら自分から話を聞きに行きましょう。
そして「〇〇ちゃん、待っててくれてありがとう。先生にお話聞かせて。」と声掛けしましょう。
まとめることに必死で○○してーが口癖
「はーい、こっち見てー」「静かにしてー」「戻ってきてー」など「○○してー」ばかり言う保育士は、子供をひとまとめに扱うことが癖になっている可能性があります。
もちろん要所では言わないといけないんですが、その後子供一人ひとりに声掛けが大切です。また、「みんなでお歌うたおー」など目的を言うなど、子供の興味を引く話し方が大切です。
みんなに平等に優しくしていない
保育士も人間なので、「この子はかわいいなぁ。」「この子は素直だなぁ。」という目で見ることがあります。そして、無意識でかわいい子、素直な子に声掛けが多くなります。
でも、子供は敏感に保育士の態度を見抜いてます。ちょっと心を開くのが遅い子、我が強くてつい乱暴してしまう子も同じように平等に扱って、意識して優しい声掛けを心がけてください。

子供に好かれる保育士の特徴
子供に好かれる保育士は、こんな行動、態度で子供に接している人です。
- 物理的に子供の目線に立って話をしている
- 基本は笑顔で喜怒哀楽の感情表現が豊か
- 子供といっしょに元気に遊んでいる
- 的確に子供を褒めることができる
- どの子にも平等に愛情を注ぐことができる
物理的に子供の目線に立って話をしている
子供に話をするときは優しい表情や優しい声でも、物理的に目線を合わせないとダメです。子供の目の高さに目線を合わせて、お互いの表情を見ながら話をしないと子供が圧迫感を感じるからです。
子供の目の高さに目線を合わせることで、子供のものの見方や考え方がわかるようになります。
基本は笑顔で喜怒哀楽の感情表現が豊か
いつも笑顔の保育士には子供が寄ってきます。やっぱり笑顔で優しい保育士は好かれますね。
ただ子供は大人の表情に敏感なので、作り笑顔ではいけません。自分も子供になった気持ちで自然な笑顔を出せるように、普段から喜怒哀楽の感情表現を豊かにしておくと良いですね。
ただしあくまでも子供が相手なので、感情のままに怒ることがないように気をつけてください。
子供といっしょに元気に遊んでいる
子供は自分が楽しいことを相手にも楽しんで笑って欲しい、自分の気持を理解して欲しいと思っています。そのため、いっしょに走り回ったり、いっしょに楽しんでくれる保育士のことを好きになります。
的確に子供を褒めることができる
子供は褒めることで自信を付けて、新しい挑戦をするようになります。これは親子の愛着関係と同じですね。そのため、子供は褒めて安心感を与えてくれる保育士を好きになります。
保育士が子供の良いところ、がんばったところを的確に褒めることができれば、その感覚を学習してさらに上の行動を取ろうとします。これは子供を正しく成長させるためにも大切なことです。
どの子にも平等に愛情を注ぐことができる
人間誰でも愛されれば、その人のことを好きなります。そのため、愛情を持って接している子供には好かれやすいですが、そうではない子供には嫌われやすくなります。
子供は大人の表情に敏感なので、保育士が誰に愛情を持って接しているか理解できます。特定の子供に優しく接したり、自分の扱いが大雑把だと違いを感じてストレスになります。
そのため子供一人ひとりの特徴を理解して良いところを見つけ、良い部分から愛情を注ぎましょう。


子供に嫌われないコツは心に余裕を持つこと
子供に嫌われる保育士の特徴を見るとわかりますが、もし仕事が忙しくなく心の余裕があれば、どれもできそうなことばかりですよね。

では、どうすれば心の余裕を持てるか考えてみましょう。心の余裕とは気持ちが満足している状態です。保育士の仕事で気持ちが満足しているのは以下の状態ですね。
- 時間に追われないで仕事ができている
- サービス残業や持ち帰りがほとんどない
- ある程度満足できるくらい給料がもらえている
- 保育士同士や園長・主任との人間関係が良い
- ある程度希望通りに有給を消化できる

最高の環境で仕事ができれば心に余裕を持つことはできますが、さすが今の保育園にそこまで期待はできませんね。そのため、いつもの仕事のやり方を見直して、心に余裕を持てるようにしましょう。
- 1日の保育の予定を頭に入れる
- 子供に自分の気持ちを伝える
- 同僚・先輩保育士に助けを求める
1日の保育の予定を頭に入れる
1日の保育の予定すべて頭に入れて、毎日通勤時などにシミュレーションしてください。1日の保育が自分の想定通りに進められれば、心に余裕がうまれます。
また、寝る前に今日1日の自分の保育を振り返って、修正した方が良いことはないか考えてください。日々トラブルの対応方法をイメージしておくと、スムーズに動けます。
子供に自分の気持ちを伝える
喜怒哀楽の表現で「怒」と「哀」を表現しない人もいますが、子供に何で怒ってるのか、何で悲しいかを伝えることは大切です。「怒」と「哀」のときに、無理に笑って保育するのは心に負担がかかります。
子供に対して感情を爆発させてはダメですが、素直に気持ちを伝えることで、子供が喜怒哀楽の気持ちを理解して自主的に動いてくれるようになると、心に余裕を持てるようになります。
同僚・先輩保育士に助けを求める
毎年「あのクラスは大変、あのクラスは楽」は必ずあります。あなたのクラスが大変なら、「任されたんだからわたしが何とかしなきゃ。」という考えは捨てて、同僚・先輩保育士に助けを求めてください。
「慣れるまでヘルプをお願いします。」「今年は手伝って欲しいです。」など素直にお願いをすれば、ちょこちょこヘルプに入ってもらえます。それだけで、心の余裕がかなり違いますよ。


保育経験が増えれば心に余裕が生まれる
もちろん子供に好かれる方法、心に余裕を持つ方法は今回話したことがすべてではありません。
大人だから子供の気持ちがわかったり、好かれるということはないので、今後も苦労することはあると思います。ただ保育士を楽しく続けるには、やっぱり心の余裕を持つことが大切です。
保育士が心の余裕を持つには、自分が置かれた環境に慣れ、働くことにストレスを感じないことが大切です。心が安定した状態なら本当の意味で子供に向き合えます。
保育に慣れること、子供に溶け込むこと、人に頼ることで心に余裕を持ち、どんな子にも対応できる保育のやり方を身に着けましょう。保育経験を重ねれば、子供に好かれる対応ができますよ。
「子供に嫌いと言われてショック!もう保育士やってく自信がない……。」という人は、以下を参考にして子供に「嫌い!」と言われた原因を探ってください。
保育士は人間関係が大切な仕事です。子供だけじゃなく同僚や先輩、保護者との人間関係に悩む人も多いです。保育園の人間関係に悩んでいる人は、以下を参考にして人間関係を改善する行動を取りましょう。