この記事は約 5 分で読めます
本ページにはプロモーションが含まれます。保育園には保育士の他にいろんな職種、役割の人が働いています。また保育士にもそれぞれ仕事の役割、役職があり、任される仕事内容が違います。
そこで今回は、保育園で働く人の職種とそれぞれの仕事内容を紹介します。保育園の中には主に以下の役職を担う人がいて、それぞれ大切な仕事・役割を持っています。
- 保育士:一般保育士
- 保育士:職務分野別リーダー
- 保育士:専門リーダー
- 副主任保育士
- 主任保育士
- 園長(園長候補、園長補佐、副園長)
- 調理師
- 栄養士
- 保育補助
- 保育事務
なお今回のお話とは違いますが、保育士の業種・職種を調べている人もいるので、混乱しないよう付記しておきます。
保育士の業種を聞かれた際は、業種の大分類が「医療・福祉」、中分類が「社会福祉事業」、小分類が「児童福祉事業」になります。また保育士の職種を聞かれた際は「保育士」が職種になります。
では改めて保育園で働く人の職種と仕事内容を紹介します。

保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
保育園で働く10の職種と仕事内容
保育士:一般保育士
一般的な保育士の仕事は、子供の保育と保護者に対する保育の指導や相談対応です。また、行事の準備や園内清掃、事務作業などを行いますが、保育園の規模や体制によって業務や雑務の量は変わります。
保育士になるには、保育士資格が必要です。保育士資格は、専門の短大、大学、専門学校などを卒業すること、また保育士試験に合格すれば取得できます。
現在は保育士不足なので、30-40代の未経験者でもやる気があれば保育士として保育園で働けます。
- 資格:保育士資格
- 要件:未経験でも可能
保育士:職務分野別リーダー
職務分野別リーダーの仕事は、一般保育士同様、子供の保育、保護者への保育指導や相談、他雑務です。
また、保育士に「乳児保育」「幼児教育」「障害児保育」「食育・アレルギー」「保健衛生・安全対策」「保護者支援・子育て支援」の指導をする役割を担います。
職務分野別リーダーになるには、キャリアアップ研修の受講が必要です。職務分野別リーダーになると、国から保育園に対して5,000円の給料補助目的の助成金が支払われます。
- 資格:保育士資格
- 要件:保育士経験年数が3年以上、担当分野のキャリアアップ研修を15時間以上受ける、保育園が職務を設ける
保育士:専門リーダー
専門リーダーの仕事は、一般保育士同様、子供の保育、保護者への保育指導や相談、他雑務です。
専門リーダーは、職務分野別リーダーからステップアップした中堅保育士が保育の専門分野を指導したり、一般的な保育士をまとめる役割を担います。
専門リーダーになるには、キャリアアップ研修の受講が必要です。専門リーダーになると、国から保育園に対して4万円の給料補助目的の助成金が支払われます。
- 資格:保育士資格
- 要件:保育士経験年数が7年以上、担当分野のキャリアアップ研修を60時間以上受ける、保育園が職務を設ける
副主任保育士
副主任保育士の仕事は、一般保育士同様、子供の保育、保護者への保育指導や相談、他雑務です。また、主任保育士の補佐役として保育園運営に関わることもあります。
職務分野別リーダーからステップアップした中堅保育士が保育の専門分野を指導したり、一般的な保育士をまとめる役割を担います。
副主任保育士になるには、キャリアアップ研修の受講が必要です。副主任保育士になると、国から保育園に対して4万円の給料補助目的の助成金が支払われます。
- 資格:保育士資格
- 要件:保育士経験年数が7年以上、担当分野のキャリアアップ研修を60時間以上受ける、保育園が職務を設ける
主任保育士
主任保育士の仕事は、クラスのサポートをしたり、保護者と保育士の調整をしたり、園長の意向を保育園に周知するなどです。
また、全体の保育計画の作成、行事の企画、シフト表の作成管理、外部業者や園見学の窓口など、幅広い企画管理力と人との対応力が必要な仕事を任されています。
主任保育士は、職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任保育士が新しく設置されたことで、より保育園運営を行う副園長の立場に近くなりました。園長との接触頻度も増えますね。
主任保育士はこれまでは公立保育園で50歳前後から、私立保育園は30-40代からなど経験年数や年齢が主な要件でした。
全体 | 公立 | 私立 | |
---|---|---|---|
-29歳 | 1.3% | 0.0% | 2.5% |
30-34歳 | 10.7% | 2.9% | 17.3% |
35-39歳 | 1.2% | 0.6% | 1.6% |
40-44歳 | 11.7% | 7.8% | 15.0% |
45-49歳 | 18.2% | 14.6% | 21.2% |
50-54歳 | 33.2% | 43.6% | 24.5% |
55-59歳 | 20.1% | 27.6% | 13.7% |
60-64歳 | 1.5% | 0.6% | 2.3% |
65歳- | 0.5% | 0.2% | 0.8% |
無回答 | 1.6% | 2.1% | 1.2% |
主任保育士の実態とあり方に関する調査研究報告 - 日本保育協会
今後は職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任保育士経験を重視するため、キャリアアップの目標がこれまでよりも具体的になるかもしれません。
- 資格:保育士資格
- 要件:保育園が職務を設ける
主任保育士の仕事内容や待遇について詳しく知りたい人、将来的に主任保育士を目指している人は以下も参考になると思います。
園長(園長候補、園長補佐、副園長)
園長の仕事は、資金管理、安全管理、衛生管理、職員の募集、保護者対応など保育園のすべての責任を取ることです。保育園の経営方針や保育方針を決め、必要なお金の使いみちを決める仕事をします。
また、地域の子供を預かる立場として地域連携の仕事をしたり、保育園と地域をつないで保育園全体の役割を明確にする立場でもあります。
園長候補、園長補佐、副園長は、園長を補佐する約目です。昔ながらの保育園だと、70-80代の園長がシンボルマークになって、保育園の全権を園長候補、園長補佐、副園長に任せることもあります。
あなたが園長になりたいと思ったら、その保育園の特徴を把握しなければいけません。
たとえば複数園を経営する法人では、保育士と責任者の経験を積むことで任される可能性が高まります。一方、家族経営の保育園は血縁者が園長になることが多いので、園長にはなることは難しいですね。
- 資格:一般的には保育士資格、家族経営の保育園の場合は園長=経営者の立場
- 要件:私立保育園の場合は10年以上の保育士経験+責任者の経験、公立保育園の場合は20年以上の保育士経験+責任者の経験+昇格試験
栄養士
保育園で働く栄養士の仕事は、給食の管理、食への関心を高める食育、また通常の保育の補助です。
近年は食物アレルギーの子が増えたため、より食事や素材の配慮が必要です。そのため、食の安全管理や食中毒の予防などの役割も担っています。
- 資格:調理師、または栄養士の資格
- 要件:未経験でも可能
調理師(調理補助)
調理師の仕事は、給食を作ることですが、まず栄養士と協力して毎日の献立を作る必要があります。そのうえで、子供の味覚に配慮した味付けや見た目の工夫が必要です。
また、おやつや行事のときの調理の指導なども行います。給食の先生、ランチの先生、給食さんなど保育園なりの呼び方があります。
- 資格:一般的には調理師免許
- 要件:未経験でも可能
保育補助
保育補助の仕事は、一般保育士のサポートをすることです。たとえば、給食やおやつの準備、遊び道具の片付け、清掃、クラスの補助、行事の準備など多岐にわたります。
保育士資格を持ってないけど保育に関わりたいという人が、パートなどで行う仕事ですね。
- 資格:無資格でも可能
- 要件:未経験でも可能
保育事務
保育事務の仕事は、経理、来客対応、シフト管理、行事スケジュール管理、必要書類作成などです。
保育事務は、一般的な事務職の保育園版なので、パソコンを使って仕事ができれば良いですね。保育士資格はいりません。
- 資格:無資格でも可能
- 要件:未経験でも可能
保育園で働く職種と仕事内容まとめ
紹介した職種、役割以外にも保育園の施設規模や保育方針によって、いろんな人が働いています。子供たちを安全に保育するには、たくさんの大人が関わらないといけないんですね。
もちろん栄養士、調理師、事務などの職種でも、子供に関わる仕事をしたくて保育園に勤めている人がほとんどです。傍らに子供がいる限り、保育園で働く人は子供好きがマストだと思います。
保育や子供に関係する仕事は保育士だけじゃありません。自分がどんな仕事をできるか気になったら、以下を参考にして保育士専門の転職サイト・転職エージェントで探してみましょう。
