保育士から違う仕事に転職する方法と流れ、異業種転職の注意点は

保育士の転職

保育士から違う仕事に転職する方法と流れ、異業種転職の注意点は

投稿日:2021年7月8日 更新日:

この記事は約 11 分で読めます

まーさ
保育士辞めて違う仕事に転職したいんだけど、異業種の転職って難しいのかな。

もちろん保育士は保育業界で転職する方が有利ですが、異業種転職も可能ですよ。ただしいくつか注意点があります。
みやこさん

保育士の年間離職率はおよそ10%。離職した保育士の7-8割が違う保育園・幼稚園など保育業界内で転職をして、残りは一時的に休職または別の業種に転職しています。

そのため保育園を辞めても別の保育園で保育士を続ける人が多いのですが、一部で保育士から違う職業に転職する人もいます。ただ、保育士から違う職業への転職は勇気と覚悟がいりますね。

  • 保育士から違う職業に転職するときの流れや考え方を知りたい!
  • 保育士から違う職業に転職するメリット・デメリットを教えて。
  • 保育士が異業種転職をするならどんな仕事がいいのかな?
これを教えて!

などの不安や疑問を持っている人は、この記事を最後まで読んでください。保育士から違う仕事に転職する流れ、異業種転職の注意点、また保育士がよく転職する仕事の特徴などを紹介します。

保育士から違う仕事に転職するときの流れと考え方

保育士から違う職業に転職するときの流れと考え方

まーさ
保育士から違う仕事に転職するのって怖いなぁ。どういう流れで転職すればいいの?

保育業界内で転職経験がある人でも、保育士から違う職業に転職するのは不安ですね。ましてや転職自体が初めてだと、動き方がまったくわからないと思います。

そのため、初めに保育士から違う職業への転職の流れを押さえておくとスムーズに転職できます。

  • 保育士から違う職業に転職する理由を明確にする
  • 培った保育スキルや経験が活かせないか確認する
  • 実際に求人を調べて転職したい職業を検討する
  • 転職したい職業を決めて転職活動を開始する
  • 求人情報を集めて面接を受ける

保育士から違う職業に転職する理由を明確にする

いちばん大切なことは、あなたが保育士から違う職業に転職する明確な理由を持つことです。

給料が安い、残業が多い、休みが取りにくい、人間関係が悪いなどは保育士の退職理由ランキングの上位ですが、これらは求人選びを間違えなければ保育業界で転職しても解決できる悩みばかりです。

そのため転職したい職業は保育士資格や保育経験を捨ててまで挑戦する意味があるのか、挑戦をすることで何を得られるのか、保育士として培った何を捨てることになるのかなどを十分に考えてください。

まーさ
たしかに保育士を辞めないといけないわけじゃないかも……。

培った保育スキルや経験が活かせないか確認する

あなたが目的を持って転職をしたい職業は、あなたが今持っている保育士のスキルや経験を活かせる仕事なのか考えてください。

保育士のスキルや経験を活かせない場合は何が足りないのか、何を準備する必要があるのかを理解できれば、これから待ち受けている困難にも立ち向かうことができます。

経験やスキルの棚卸しをしておくと、履歴書や面接でもしっかり使えますよ。
みやこさん

以下は保育士を続けることで身につけられるスキルの一例です。

保育士を続けると身につくスキル
  1. 子供の様子を見る視野の広さ
  2. 子供の異変に気付く記憶力と観察力
  3. 子供の病気や症状に対する知識
  4. コミュニケーション能力
  5. 感情的にならない我慢強さ・冷静さ
  6. ピアノ・歌・ダンスなどリズム感
  7. 製作の能力、発想力
  8. 子供の流行り物や育児などの知識
  9. 字をきれいに書く能力
  10. 人の長所を見抜いて褒める能力
ここを押さえましょう

保育士を続けることで身につくスキル(身につけた方が良いスキル)は、以下を参考にしてください。

実際に求人を調べて転職したい職業を検討する

転職したい仕事が決まっているなら、実際に求人を調べてみましょう。おすすめはリクルートエージェントとリクナビNEXTですが、ひとまず求人を調べるだけならリクナビNEXTが良いと思います。

リクルートエージェントは担当者がついて求人紹介から転職後のフォローまで支援してくれる転職エージェント、リクナビNEXTは担当者がつかないので自分のペースで転職できる転職サイトです。

  • リクルートエージェント
    非公開求人が業界最大約15万件!転職のプロのアドバイスが得られる!
  • リクナビNEXT
    自分のペースで転職できる!別のエージェントからオファーが来ることも!

転職したい職業を決めて転職活動を開始する

職業の背景や働き方、何を目的にした仕事なのか、勤務時間や年収の目安、その職業自体のメリット・デメリットなどをある程度把握したら、本格的に転職活動を始めてください。

先ほど紹介したリクルートエージェントを使うと、担当者が付いて求人紹介から企業の内定をもらうまで二人三脚で転職活動をフォローをしてくれるので必ず登録してください。

また、保育園はなるべく辞めずに働きながら転職活動を進めてください。保育士から保育士に転職しても、保育士から違う職業に転職しても、働きながら転職活動をする理由は同じです。

求人情報を集めて面接を受ける

転職エージェントからあなたの条件に合う求人を紹介してもらったら、次は面接を受けます。転職エージェントは履歴書・職歴書の書き方や面接の質問応対などの面接対策をしてくれます。

自分から積極的に転職エージェントを頼ることで、働きながらの時間がない中でも効率的に転職活動を進められます。トラブルなく転職活動ができれば、3ヶ月以内に内定をもらえるはずです。

まーさ
保育士から違う仕事に転職するのも、保育業界で転職するときとだいたい同じ流れなんだね。

はい、転職の流れ自体は同じです。ただ未経験の仕事だとその業界の常識がわからないため、より詳細な事前調査が大切です。
みやこさん

保育士から違う仕事に転職するメリット・デメリット

保育士から違う仕事に転職するメリット・デメリット

まーさ
保育士から違う仕事に転職すれば、給料が上って、残業もなくなって、休みも取りやすくなって……

それは甘い考えです。世間では保育士の仕事環境や待遇は良くないと言われますが、保育士より環境が悪い仕事はいくらでもあります。
みやこさん

保育士から違う仕事に転職するメリットは人によって変わります。ただ保育士以外の仕事に待遇面のメリットを期待するなら、慎重に求人を選ぶ必要があります。

劣悪な環境を抜け出すために保育士から転職したい人はたくさんいますが、最近の保育士は以前より待遇が良くなって働きやすくなりました。そのため、

  • 保育士より他の仕事の方が給料が高い
  • 保育士より他の仕事の方が残業が少ない
  • 保育士より他の仕事の方が休みが取りやすい
  • 保育士より他の仕事の方がストレスがかからない

などはすべて幻想です。異業種に転職したい人は、メリットよりも以下のデメリットに目を向けて心構えを作っておいた方が良いですよ。

  • 未経験の仕事は年齢関係なく給料が低くなりがち
  • 勉強しなければいけないことが多く時間が必要
  • 仕事によっては成果を求められるのでストレス
  • 子供の癒やしのようなものは期待できない

未経験の仕事は年齢関係なく給料が低くなりがち

保育士の給料が特別安いと勘違いしないでください。たとえば2019年度の賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均月給は24万円、ボーナスを含んだ平均年収は369万5200円です。

年齢 勤続年数 実労働 超過実労働 月次給与額 年間賞与等
37.5歳 8.9年 164時間 4時間 24万4100円 76万6000円

保育士の平均年収が370万円ということは、それより上の人もたくさんいるということです。一方、保育士よりも平均年収が低い仕事もたくさんあります。

しかもあなたは未経験の仕事に挑戦しようとしています。もちろん未経験なので年齢は関係ありません。そんなあなたがはじめから高い給料を望むことは難しいです。

保育士より他の仕事の方が残業が少ない、休みが取りやすいなども同様です。今ではなく5年後、10年後を見据えて、失敗しない仕事を選んでください。

勉強しなければいけないことが多く時間が必要

あなたは保育士になるために学校に通ったり、資格試験の勉強をがんばりましたね。また保育士になって、多くの失敗や理不尽な経験もしましたね。ただそれは最初だけで徐々に慣れていきます。

あなたが今から転職する未経験の仕事も、はじめはいろんな失敗や理不尽な経験をします。とくに保育士の経験やスキルと関係ない仕事だと、あなたが指導してきた新卒と変わらないレベルかもしれません。

まーさ
これ以上失敗したくないから、とにかく今は勉強しなきゃ!

と考えて失敗しないように本を読んだり、先輩に教えてもらうなどたくさんの勉強が必要です。

保育士をしていて「仕事の時間効率が悪い」「残業や持ち帰りが多すぎる」と悩んでいた人は、新しい転職先で今以上に残業や持ち帰りが増え、休みの日を潰して勉強が必要になるかもしれません。

仕事によっては成果を求められるのでストレス

仕事は大きく2種類に分かれます。1つは保育士やスーパーのレジ打ちのように役割をこなす仕事、もう1つは営業職などのように成果を求められる仕事です。

役割をこなす仕事の中では保育士は忙しくて責任が重く、難しい部類に入ると思います。ただ、成果を求められる仕事はまったく別の責任感や緊張感があります。

会社に求められるわかりやすい成果は「売上」ですね。
みやこさん

たとえば営業職の場合、成果を出さないと高い給料は望めません。しかもあなたが売上を作らないと会社が発展しません。常にノルマも課されるので、保育士以上のストレスを受ける人も多いです。

子供の癒やしのようなものは期待できない

保育士ほど子供とコミュニケーションを取る仕事はありません。そのため子供が好きで保育士になった人は、保育士を辞めて初めて子供の存在が日々の癒やしになっていたことに気付きます。

働く中で癒やしを得られる仕事は、保育業界以外ではなかなかないと思います。

まーさ
異業種に転職するなら、デメリットに足して覚悟を持たないといけないね。もちろんわたしは覚悟できてるよ。

保育士から違う仕事に転職する際の候補

保育士から違う職業に転職する際の候補

まーさ
保育士が異業種に転職するとしたら、どんな仕事を選べばいいのかな?

「保育士だから○○に向いている」という仕事は少ないですね。とにかくいろいろ調べてみるしかないですよ。
みやこさん

以下は保育士が異業種に転職するときに候補になりやすい仕事です。もちろん世の中にはたくさんの仕事があるので、これ以外にも多くの仕事をリサーチして興味が持てる仕事を見つけてください。

  • 一般事務員
  • コールセンタースタッフ
  • 営業・営業補助
  • 飲食業ホールスタッフ
  • アパレル・服飾店員
  • 子供服・雑貨店の店員
  • 医療事務
  • アミューズメントスタッフ
  • ベビーシッター
  • 子供向けの塾や習い事教室の先生

一般事務員

企業の一般事務職は女性に人気の仕事ですね。いきなりの正社員登用は少ないですが、中堅以上の企業に勤められれば安定して働けます。パートや派遣で入って、正社員登用を狙うのもアリですね。

事務処理能力が必要なので、計算や書類を早く読むスキル、そしてパソコンスキルが欠かせません。中小企業の場合、事務員が一番パソコンのスキルがあることも珍しくないです。

コールセンタースタッフ

コールセンターには商品紹介や商品営業をするアウトバウンド、サポートセンターやヘルプデスクをするインバウンドの役割があります。こちらもパートや派遣需要が高い仕事です。

どちらも顔が見えない接客業なので難しさはありますが、商品営業はガチャ切り、サポートセンターはクレーム……など、慣れるまでは毎日ストレスが溜まる場面があることを覚悟しましょう。

営業・営業補助

営業や営業補助は未経験でも転職しやすい仕事です。営業職を求めている会社は、とりあえず人を採用してみて使えそうか判断することが多いですね。

商品・サービスにもよりますが、営業は基本的に断られる前提の仕事なので保育士以上にストレスが溜まります。ただし成果を出せば高い給料も見込めるので、自信がある人は挑戦してください。

飲食業ホールスタッフ

飲食業のホールスタッフも未経験で転職しやすい仕事です。大手の飲食業の中には保育士以上に仕事が過酷で拘束時間が長い企業もあるので、仕事選びは慎重にした方が良いですね。

接客が好きな人、まかないなどで食費を減らしたい人、出会いを求める人に向いているのかもしれません。最初はパートやアルバイトなので、正社員を目指すなら店長を目指すくらいの目線が必要です。

アパレル・服飾店員

保育士を辞めてアパレル店員になる人も多いですね。わたしの友達にも何人かいます。もともとおしゃれが好きで保育士でできなかった分、好きな服に囲まれた仕事がしたいと思うようです。

ただアパレル店員は想像以上に仕事が大変ですし、ある程度のブランドだと売上ノルマがある店舗も多いです。また給料も安めなので、洋服やおしゃれが好きな人以外にはおすすめしません。

子供服・雑貨店の店員

同じアパレル関連でも、子供服を扱っていると少し保育士の仕事に近い気はします。ただ保育士のように子供の相手をすることは少ないですし、保育スキルが活きる仕事というわけでもありません。

大人用の服とは違い、子供服には販売ノルマがある店舗は少ないです。こちらもパートやアルバイトがメインですね。積極的な接客が少ない分、給料はさらに安くなります。

医療事務

意外と知らない人も多いですが、医療事務は資格がいりません。ただし事務処理能力、パソコンの扱いに加えて、レセプト管理やクラーク業務など専門知識が必要な仕事もあります。

そのため、医療事務経験者や医療事務認定実務者などの民間資格を持っていないと正社員登用は難しいでしょう。また、"医療"と付きますが事務処理が主な仕事なので給料は一般事務と変わりません。

アミューズメントスタッフ

アミューズメントスタッフは幅が広い仕事ですね。たとえば身近なところではパチンコ屋、ゲームセンターなどがありますが、ディズニーランド、USJなどのテーマパークもアミューズメントスタッフです。

前者の方は転職がかんたんですが、スタッフが人を楽しませる要素は皆無で子供とも縁遠い仕事です。後者は転職が難しいですが、子供との距離が近く保育士の経験を活かしやすい仕事です。

ベビーシッター

主に乳児保育士として活躍していた人は、保育士のスキルが活かせるベビーシッターを転職候補に挙げることが多いです。

ただ最近はベビーシッター専門より、家事代行の一つのサービスとしてベビーシッターをする会社が増えています。そのため、家事全般が好きなことが仕事を続けられるコツですね。

ベビーシッターはパートやアルバイトなどの非正規雇用が多いので、安定して働くというよりも一時的な腰掛けで考えた方が良いと思います。

子供向けの塾や習い事教室の先生

英語やそろばん、習字、ピアノなど一芸に秀でていれば、塾や習い事教室の先生として働くことができます。子供相手の仕事でさらに自分の得意分野が活かせるので、楽しく仕事ができる人は多いと思います。

給料はあなたが持っている一芸の需要とスキル、その塾・習い事教室のレベルによりますね。需要が高い習い事は、英語やピアノなどです。

ここで紹介した仕事は、保育業界や保育士のスキルとはそれほど関係がない業界の仕事ばかりです。保育士のスキルや経験、保育士資格を活かしたい人は別途一覧を紹介します。

まーさ
どの仕事を選んでいいのかわからない……。

個人的なおすすめは、一芸を持っていれば習い事教室の先生ですね。持っていなければ一般事務は当たりが多いと思います。
みやこさん

一般事務職はピンキリですが、良い職場は給料がそこそこ、休みも取りやすく、定時で帰れる安定した仕事です。ただし前述した通り、事務処理能力とパソコンスキルを求められることが多いです。

保育士から違う仕事に転職する方法まとめ

保育士から違う仕事に転職する方法まとめ

まーさ
保育士が異業種への転職で他に注意した方が良いことってある?

先ほども話しましたが、異業種転職では待遇改善だけを目的にしない方が良いと思います。
みやこさん

たまたま仕事が楽で待遇が良い会社もあるとは思いますが、通常は未経験の仕事はかんたんではないですし、慣れるまでに時間もかかります。

そのため保育士から違う仕事に転職したい人は、まずその仕事をよく調べて必要なスキルを磨きましょう。そのあたりも転職サイト・転職エージェントにアドバイスをもらえば良いと思います。

  • リクルートエージェント
    非公開求人が業界最大約15万件!転職のプロのアドバイスが得られる!
  • リクナビNEXT
    自分のペースで転職できる!別のエージェントからオファーが来ることも!

個人的には保育士は保育業界での転職がおすすめです。わたしは幼稚園、保育園、こども園、支援センターで働きましたが、保育経験やスキルを積むと後々働きやすくなります。

しかもせっかく取得した保育士資格を活かさないのはもったいないです。保育士以外にも保育経験を活かして子供と関わる仕事はたくさんあるので、興味がある人は以下を参考にしてください。

保育士転職サイトランキング10選も参考にしてください☺️
まーさ

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