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本ページにはプロモーションが含まれます。実家暮らしをしていると、一人暮らしに憧れますよね。ただ保育士の給料で一人暮らしはできない、と諦めている人も多いと思います。
わたしは学生・社会人合わせて7年間一人暮らしをしたので、保育士の給料でも一人暮らしをする方法を知っています。また最近は、保育士の家賃補助制度などありがたい制度もあります。
- 一人暮らしのメリット・デメリットを知りたい!
- 一人暮らしの部屋の家賃っていくらなのかな?
- 保育士の家賃補助制度って何?どれくらいお得?
- さすがに東京で保育士の一人暮らしは無理だよね?
このような不安や疑問を抱えている保育士、これから就職・転職して一人暮らしをしたい保育士は最後まで読んで下さい。
保育士が本当に一人暮らしをできるのか、家賃や生活費などはいくらか、一人暮らしに適した都道府県はどこかをわたしの経験と保育業界の現状を合わせて解説します。
保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
保育士が一人暮らしをするメリット・デメリット
保育士の限られた給料で一人暮らしをするには工夫が必要です。思いつきで一人暮らしをする前に、一人暮らしのメリット・デメリットを知っておきましょう。
一人暮らしをするメリット
- 一人暮らしは自分の時間が自由になる!
- 一人暮らしは自分だけの部屋で落ち着く!
- 一人暮らしは生活力が身につく!
- 一人暮らしは住む場所が自由になる!
一人暮らしは自分の時間が自由になる!
一人暮らしをすると、自由な時間が増えます。食事や入浴の時間も自由ですし、ゲームをしてもNetflixを見ても誰にも迷惑をかけません。仕事終わりに外食に行けますし、友達とも遊びに行けます。
とにかく自分のペースで行動し、プライベートな時間を充実させることができます。
一人暮らしは自分だけの部屋で落ち着く!
一人暮らしをすると、自分だけの部屋を充実させられます。好きな家電を買って生活を便利にしたり、アロマで好きな香りにしたり、落ち着く壁紙に張り替えたりなど部屋を癒やしの空間にできます。
自分だけの落ち着く空間があるとオンオフがはっきりしますし、仕事にもメリハリが生まれます。
一人暮らしは生活力が身につく!
これまで親に頼って生活していた人は、自分で料理や洗濯、掃除をすることで生活力が身につきます。
一人暮らしをして自分を律する生活ができるようになると、圧倒的に女子力は高くなります。良い結婚をしたい人にとっては、自然に武器が手に入ります。
一人暮らしは住む場所が自由になる!
一人暮らしをすると、住む場所が自由になります。保育園の近くに住めば朝の貴重な時間も無駄にしませんし、仕事が終われば帰ってすぐに寝ることもできます。
また、繁華街に住めばすぐに遊びに行けるなど友達との遊びにも事欠きません。
一人暮らしをするデメリット
- 一人暮らしは生活費がかかるので不安
- 一人暮らしは貯金の面で不利になる
- 一人暮らしは家事をすべてやるので面倒
- 一人暮らしは防犯の面で心配
一人暮らしは生活費がかかるので不安
一人暮らしには金銭面の心配がつきまといます。毎月の家賃や光熱費、食費などは計算しないとやりくりできないので、常にお金のことを考えなければいけません。
また実家暮らしに比べてお金がかかるので、貯金額も少なくなります。もちろんお金をやりくりする能力は大切なので、生活力がつくことは大きなメリットですが。
一人暮らしは貯金の面で不利になる
将来のために貯金したい人もいますね。ただお金のやりくりがうまくなっても、実家暮らしより一人暮らしの方がお金がかかるため貯金面で不利です。
とは言え、一人暮らしで貯金ができないわけではありません。実際にわたしも一人暮らしをしながら、貯金をしていました。詳しくは以下を参考にしてください。
一人暮らしは家事をすべてやるので面倒
一人暮らしをすると、疲れていても掃除、洗濯など日々の家事が必要です。まったくやらない選択をしてもいいんですが、そんな姿は誰にも見せられませんよね。
一人暮らしは防犯の面で心配
一人暮らしは防犯面で不安を感じます。人通りがない場所に住むと、保育園までの行き帰りでも不安です。
夜遅く帰宅しても誰も出迎えてくれませんし、部屋の中は真っ暗なまま。とくに冬の寒い日に自分一人の部屋に変えると、寂しい気持ちが強くなります。
一人暮らしに必要な初期費用と定期費用
一人暮らしに必要な初期費用
一人暮らしをするには、最初に部屋を借りるためのまとまった初期費用が必要です。必要な初期費用は、引っ越し代、賃貸物件の敷金・礼金など、家電家具の購入費です。
一人暮らしの引っ越し代
繁忙期の引っ越し代は平均で5万円から13万円前後
引っ越しにかかる費用は、荷物の量と引っ越し時期と移動距離で変わります。荷物の量は一人暮らしであれば大差はないので、引っ越し時期と移動距離で相場を確認しましょう。
15km以内 | 50km以内 | 100km以内 | 200km以内 | 300km以内 | |
---|---|---|---|---|---|
繁忙期3-4月 | 平均54000円 28180円-286000円 |
平均59000円 30130円-292000円 |
平均70000円 34020円-295000円 |
平均102000円 55000円-355100円 |
平均132000円 56370円-500000円 |
通常期 | 平均33000円 15000円-143000円 |
平均35000円 18000円-146000円 |
平均41000円 19500円-147500円 |
平均65000円 27500円-177550円 |
平均76000円 37500円-251000円 |
引越し侍を使えば、290社以上の中から最大10社まで無料一括見積もりができます。引っ越しの依頼は、早めにしないと業者が埋まってしまい、結局引っ越し代が高い業者しか頼めなくなります。
そのため、ある程度引っ越し時期が決まった時点で、まず一括見積りをしてください。どちらにしろ、引越し業者は料金比較をして決めるので、以下から先に一括見積りをした方が楽です。
ちなみに、ピアノの運送はオプション料金が発生します。個人的には小さめの電子ピアノで十分練習できるので、一人暮らしの部屋にピアノを運ぶ必要はないと思います。
一人暮らしの敷金・礼金・保証金など
家賃8万円の敷金・礼金・保証金などは平均40万円前後
賃貸住宅の契約には敷金・礼金が必要なことが多いです。敷金・礼金は大家さんに払うお金で、それぞれ家賃の1-2ヶ月分が相場です。最近は敷金・礼金がない物件も増えてますね。
仲介手数料が必要な物件もあります。これは仲介業者に払うお金で、家賃の1ヶ月分が相場。敷金・礼金・仲介手数料がない代わりに保証金が必要な物件もあります(1-3ヶ月分)。
どちらにしても初期費用は家賃の1-5ヶ月分が必要です。たとえば家賃8万円の賃貸物件を借りると、以下の初期費用がかかります。
- 敷金…1か月分8万円
- 礼金…1か月分8万円
- 仲介手数料…1か月分8万円
- 保証料…1か月分8万円
- 火災保険料など諸費用…10万円
一人暮らしの家電家具・生活用品
家電家具・生活用品は必要なものだけを買い揃えると最低10万円以上
生活に必要な家電家具もお金がかかります。ただ必要な家電家具は自分で決めるので、ある程度節約できます。
家電 | 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、掃除機、テレビ、炊飯器、アイロンなど |
---|---|
家具 | テーブル、タンス、カーテン、照明、布団、ベッド、椅子、ソファーなど |
生活用品 | 食器、各種洗剤、調理器具、シャンプー、タオル類、トイレ用品など |
必要なものだけ揃えても10万円以上......。とは言え節約しすぎても生活が豊かにならず、生活が不便になります。そのため、徐々に買い揃える計画を立てましょう。
一人暮らしに必要な定期費用
一人暮らしには初期費用の他に、月々の家賃、光熱費など定期費用がかかります。また、生活を豊かにするための交際費や通信費なども必要です。
一人暮らしの家賃
1Kの最安家賃は北海道・東北エリアの札幌市で平均3.3万円、最高は東京23区内で平均7.6万円
これから一人暮らしをする場合、一番費用がかかるのは賃貸物件の家賃です。一人暮らしをしたい人には、憧れの部屋があると思います。ただ、すべての希望を叶えるのは金銭的に不可能です。
仮に部屋の間取りを1Kに限定すると、主な家賃の目安は以下の通りです。
東京23区の場合、1Kでも家賃は1ヶ月8万円近くもします。もし手取り16万円の保育士なら、家賃で給料の半分がなくなります。
一人暮らしの光熱費
光熱費は平均で1.3万円前後
光熱費は電気代、水道代、ガス代のことですが、これらは使っても使わなくても基本料金がかかります(契約する会社によって基本料金がかからない場合がある)。
2019年の総務省統計局の調査によると、34歳以下女性の一人暮らしの光熱費の内訳は以下の通りです。
- 電気代|平均3468円
- 水道代|平均7497円
- ガス代|平均2365円
月々合計13330円は光熱費がかかるということですね。昼間は仕事をしているので節約は難しいですが、なるべく平均以下に収まるように気をつけましょう。
一人暮らしの食費
食費は平均で3-4万円台
保育士は給食費補助がある保育園が多いので、昼間の給食は安く食べられます。おやつを含んで一食あたり200-300円が相場ですね。一食250円とすると月間5000円ほどです。
また、2019年の総務省統計局の調査によると、34歳以下女性の一人暮らしの食費は39388円です。
39388円だと1日1300円以上なので、多いと感じますよね。ただこの食費には外食や飲み会などの費用も含まれています。自炊をすれば1日500円ほどで済むので、1ヶ月の食費の合計は22500円です。
あとはどれくらい外食をするのか、何回飲み会に参加するのかで本当の食費がわかります。
一人暮らしの通信費
通信費は平均で7000円ほど
通信費とはスマホや光回線にかかる費用ですね。スマホは必要経費ですし、最近はパソコンで仕事をする保育園も増えています。時間の節約のためにもパソコンはうまく活用するべきだと思います。
2019年の総務省統計局の調査によると、34歳以下女性の一人暮らしの通信費は6717円です。
通信費に含まれるのは、スマホ、光回線、固定電話です。ただ、もう固定電話は必要ないですね。スマホは今ならahamo、POVO、LINEMOに変えるだけで通信費は2000円台になります。
またお家でパソコンを使いこなしたい、Netflixなどの動画を楽しみたいという人は光回線が必須です。
一人暮らしの交際費・遊興費・娯楽費など
交際費・遊興費・娯楽費などは平均で4万円台
最後に交際費や娯楽費、その他理美容などにかかる費用ですが、2019年の総務省統計局の調査によると、34歳以下男女の一人暮らしの交際費や娯楽費などは合わせて43870円です。
この部分はかなり節約できます。羽目を外すと際限がない項目なので、自分を律することが大切ですよ。
保育士の一人暮らしで最重要なのは賃貸物件の攻略
一人暮らしで一番の出費は、賃貸物件の準備と毎月の家賃です。本気で一人暮らしをしたいなら、必ずこの部分の出費を抑える方法を検討しましょう。
- 引っ越し+物件初期費用のために貯金する
- 自前or自治体の家賃補助がある保育園を選ぶ
- 借り上げ社宅制度がある保育園を選ぶ
- 上京サポートがある保育園を選ぶ
- 生活圏の把握と安全性の確認をする
引っ越し+物件初期費用のために貯金する
一人暮らしを始めるには、初期費用が必要です。とくに賃貸物件の初期費用と引越し費用、家電家具は高額なので、ここをクリアしないと一人暮らしはできません。
たとえば家賃が6万円だと賃貸物件の初期費用は25-30万円前後、引越し費用は5万円以上、家電家具で10万円以上必要です。つまり、一人暮らし前に40-50万円ほど貯金が必要です。
家賃が8万円だと賃貸物件の初期費用は30-40万円前後なので全部で50万円以上、家賃が10万円だと賃貸物件の初期費用は40万円以上なので全部で50-60万円ほど貯める必要があります。
自前or自治体の家賃補助がある保育園を選ぶ
社宅を保有している大手の保育園運営会社もあります。社宅が使えれば敷金・礼金など初期費用はほぼ必要ありませんし、家賃も相場の半額程度で借りられる場合があります。
また東京では家賃補助がある保育園も多いです。家賃補助の金額はバラバラなので調べる必要はありますが、4万円ほど家賃補助してくれる求人もあるので必ず事前に調べてください。
その他にも独自の家賃補助制度を行っている自治体があるので、事前に調べておくと無駄なお金を使う必要がなくなります。
借り上げ社宅制度がある保育園を選ぶ
保育士にとってもっとも有名で、お得な家賃補助制度は国主導の借り上げ社宅制度(保育士宿舎借り上げ支援事業)です。
借り上げ社宅制度とは、保育園が契約した賃貸物件を採用後規定年数以内(5-10年が多い)の常勤保育士に住まわせることで、保育園などに対して一定額の補助金を出す制度のことです。
例えば東京の場合、月額8万2,000円を上限に8分の7(7万1,750円)の補助金が出ます(残りは法人負担)。つまり借り上げ社宅制度がある保育園は、家賃ゼロで賃貸物件に住める可能性があるんです。
国が行っている家賃補助制度なので手厚いですね。詳しくは以下を参考にしてください。
上京サポートがある保育園を選ぶ
東京では上京サポートがある保育園も多いですね。上京サポートとは、以下のように保育園独自の支度金や引っ越し費用補助を用意し、上京して一人暮らしをする保育士を支援する制度のことです。
- 転居を伴う勤務の方の場合支度金20万円
- 新生活支度金(引越代など10万円)
- 就職祝い金(支度金)一律10万円
- 保育士支度金制度(保育士正社員100,000円)
- 引越し支度金最大100,000円支給
上京サポートが複数ある保育園もあります。借り上げ社宅制度と併用すると引っ越しから居住費用まで全て無料になる求人もあり、かなり魅力的です。上京サポートの詳細は以下を参考にしてください。
生活圏の把握と安全性の確認をする
もう1つ忘れてはいけないことは生活圏に何があるか、安全面で不安がないかを確認することです。まだ一人暮らしをしたことがない人は、自分が女だということを忘れてはいけません。
物件は駅やバス停からなるべく近い方が良いですし、周辺の治安状況も事前に調べた方が良いでしょう。
保育士は夜遅くに帰宅することもあります。一人で夜道を歩くのは怖いので、通り道に交番がある、大通りに面しているなど安全面に配慮した物件を選んでください。
また都市圏でも家賃が安い物件もありますが、セキュリティがガバガバだと意味がありません。女性の一人暮らしなら、できればオートロックやモニター付きインターホンが欲しいですね。
保育士の一人暮らしは東京に住むのがお得
行きたい保育園、住みたい地域が決まれば、次は出費を抑えて収入を増やす生活を目指します。ただ保育士の給料だと多くは望めませんし、節約にも限度があります。
一方転職はしたいけど地域は決まっていない、できれば都会に住みたいという人には東京での一人暮らしをおすすめします。
- 東京は給料が最も高い地域だから
- 東京は生活費が抑えられる地域だから
東京は給料が最も高い地域だから
平成30年度の賃金構造基本統計調査によると、都道府県別で保育士の平均年収が最も高いのは東京です。トップ5の中でもかなりの差があることがわかりますね。
1位:東京都|434.1万円
2位:京都府|409.8万円
3位:千葉県|397.2万円
4位:神奈川県|384.3万円
5位:岡山県|384.3万円
……
43位:鳥取県|318.2万円
44位:沖縄県|316.1万円
45位:茨城県|315.3万円
46位:宮城県|315.3万円
47位:山形県|312.4万円
さらに最も平均年収が少ない山形県とは120万円以上差があります。これだけ給料格差があるなら、東京で働いた方が収入は圧倒的に多くなります。都道府県別の年収の詳細は以下を参考にしてください。
令和2年度の賃金構造基本統計調査では1位が栃木県435.0万円、東京都は398.5万円で6位です。
東京の平均年収は下がりましたが、それでも平均年収は400万円ほどなので十分に給料が高い地域です。詳しくは以下を参考にしてください。
東京は生活費が抑えられる地域だから
東京は生活費が高いイメージがあります。給料が上がっても、生活費がそれ以上だと意味がありません。2017年総務省統計局の調査から、それぞれの地域の生活費を比較します。
地域 | 北海道・東北 | 関東 | 北陸・東海 | 近畿 | 中国・四国 | 九州・沖縄 |
---|---|---|---|---|---|---|
食費 | 3万6,616円 | 4万3,206円 | 3万8,056円 | 4万1,492円 | 3万6,298円 | 3万3,442円 |
光熱費 | 1万5,211円 | 1万464円 | 1万1,009円 | 1万959円 | 1万1,505円 | 1万1,416円 |
交通費 | 3,412円 | 5,576円 | 4,260円 | 4,203円 | 3,668円 | 3,442円 |
交際費 | 1万3,059円 | 1万5,792円 | 1万6,148円 | 1万5,839円 | 1万4,718円 | 1万8,948円 |
合計 | 6万8,298円 | 7万5,038円 | 6万9,473円 | 6万9,493円 | 6万6,189円 | 6万7,248円 |
表を見て分かる通り、実はどの地域も基本的な生活費は大きく変わりません。しかも今はデフレ真っ盛りなので、わたしが学生だった時代より物価は安いです。
他の地域と生活費がそれほど変わらないなら、給料が高い東京が一番お得ですよね。
借り上げ社宅制度は全国の自治体が対象ですが、東京都以外の地域での実施が少ない+東京都以外の地域での補助金額が少ないため、東京都に絞った方が恩恵を受けられます。
先ほどの生活費の表に、各地域の1Kの平均家賃を入れて再計算してみます。さらに、東京では借り上げ社宅制度が適用されたとします。すると、極端な場合は以下のようになるんです。
※北陸・東海地域は東海の家賃を採用
地域 | 北海道・東北 | 関東 | 北陸・東海 | 近畿 | 中国・四国 | 九州・沖縄 |
---|---|---|---|---|---|---|
1Kの家賃 | 3万3,000円 | 0円 | 4万8,000円※ | 5万1,000円 | 4万5,000円 | 3万9,000円 |
食費 | 3万6,616円 | 4万3,206円 | 3万8,056円 | 4万1,492円 | 3万6,298円 | 3万3,442円 |
光熱費 | 1万5,211円 | 1万464円 | 1万1,009円 | 1万959円 | 1万1,505円 | 1万1,416円 |
交通費 | 3,412円 | 5,576円 | 4,260円 | 4,203円 | 3,668円 | 3,442円 |
交際費 | 1万3,059円 | 1万5,792円 | 1万6,148円 | 1万5,839円 | 1万4,718円 | 1万8,948円 |
合計 | 10万1,298円 | 7万5,038円 | 11万7,473円 | 12万493円 | 11万1,189円 | 10万6,248円 |
つまり、借り上げ社宅制度や大きな家賃補助がある東京で一人暮らしをした方が、他の地域で一人暮らしをするより生活費がかからない上に給料も高いということです。
待遇が良い保育園、働きやすい保育園の見つけ方は?
紹介した通り、保育士の給料でも十分一人暮らしはできます。一人暮らしをするなら東京は条件が良いので、転職候補に入れた方が良いでしょう。
転職エージェントを利用すれば求人探し、転職先との連絡、条件交渉などの手間も削減できます。
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- 担当者からの電話連絡がないのでマイペースで活動できる
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それぞれのサービスの特徴は以下でまとめたので、転職を考えている人は参考にしてください。
以前は借り上げ社宅制度などの家賃補助は少なく、保育士が東京で一人暮らしをするのは大変でした。「保育士は給料が安い」と言われますが、現在は救済制度が整えられています。
高い給料で生活費も抑えられれば、余裕を持って一人暮らしはできます。まずは保育士に有利な家賃補助を探しましょう。転職エージェントに聞いても、有利な制度を教えてもらえますよ。