この記事は約 5 分で読めます


手取り15-16万円で働く20代の保育士は多いと思います。わたしも保育業界1年目は手取り16万円でした。しかも一人暮らしだったので、毎日お金のやりくりを考えてストレスが溜まりました。
ただ今は保育士の環境が変わって、月給30万円以上の転職も不可能じゃなくなりました。もちろん注意点もあります。月給30万円以上が本当に良い転職先なのか、その価値を見極めないとダメですよ。
「転職する時間がない……。やり方がわからないし、お金もない……。」と悩む人は、保育士バンクに相談しましょう。求人紹介~転職まで導いてくれて、どれだけ頼っても無料です。しかも担当者は元保育士が多いので、相談しやすいですよ。もちろん転職相談だけでもOKです。
>> 無料で使える保育士バンク

保育士歴20年以上。幼稚園、保育園、こども園など転職して、述べ500人以上の園児を保育し、ママ・パパの相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
月給30万円以上の保育士求人は何件ある?
保育士バンクとジョブメドレーで月給30万円以上の求人を探したところ、月給30万円以上の求人がたくさんヒットしました。なお、以下の条件が付きます。
- 月給30万円以上は、ほぼ関東だけだった
- 月給表記「24万円~31万円」も30万円以上にカウント
- 9割が主任保育士、園長候補の求人だった
これらの条件を踏まえて、それぞれの保育士転職サイトには以下の公開求人がありました。関東中心、主任保育士・園長候補中心ですが、月給30万円以上の保育士求人は割とあります。
保育士バンク | ジョブメドレー | |
---|---|---|
全体 | 83件 | 1287件 |
東京 | 38件 | 706件 |
神奈川 | 15件 | 289件 |
千葉 | 11件 | 5件 |
埼玉 | 17件 | 130件 |
茨城 | 0件 | 10件 |
栃木 | 2件 | 6件 |
群馬 | 0件 | 4件 |
ジョブメドレーは圧倒的ですね。保育士バンクは非公開求人があるので実数はわかりませんが、非公開求人は待遇が良いことが多いため月給30万円以上の求人はもっと多いはずです。


月給30万円以上の保育士求人で確認するポイント
月給と年収をいっしょに考えると損をします。真剣に給料を上げたいと考えるなら、月給だけじゃなく他の待遇も合わせて考えた方が良いです。ポイントは3つあります。
- 賞与(ボーナス)が何か月か確認する
- 借り上げ社宅などの待遇を確認する
- 休暇制度や休暇の取りやすさを確認する
賞与(ボーナス)が何か月か確認する
単純に「月給30万円×12か月=年収360万円」だけじゃなく、ボーナスも合わせて考えてください。月給30万円だと、おそらく基本給は25万円ほどになると思います。
月給30万円+賞与2か月=年収410万円ほど
月給30万円+賞与3か月=年収435万円ほど
月給30万円+賞与4か月=年収460万円ほど
業績に応じた決算賞与の保育園もありますが、基本的には「賞与=基本給○万円×○か月」です。同じ月給30万円でもボーナス額で年収がかなり違います。
保育士のボーナスの平均を知りたい人、できるだけボーナスが欲しい人は以下を参考にしてください。
借り上げ社宅などの待遇を確認する
借り上げ社宅制度がある保育園は、東京都だと8.2万円以上の家賃補助に相当するため、「8.2万円×12か月=98.4万円」で100万円ほど年収が上がることと同じです。※給与参入するので社会保険料や所得税は上がる
月給30万円+賞与2か月+借り上げ社宅=年収510万円ほど
月給30万円+賞与3か月+借り上げ社宅=年収535万円ほど
月給30万円+賞与4か月+借り上げ社宅=年収560万円ほど
このように、月給30万円でも他の待遇によって200万円ほどの差が出ることもあります。同じように、月給20万円でも実質の年収が400万円近くになることもあります。
休暇制度や休暇の取りやすさを確認する
保育園はそれぞれ休暇制度も違います。年間休日125日以上の保育園もあれば、105日以下の保育園もあります。勤務日が240日以下と260日以上だと、同じ月給30万円でも印象が変わります。
また有給休暇、産休・育休、慶弔休暇、看護休暇などの取りやすさも違います。休暇が取りにくい保育園の月給30万円と取りやすい保育園の月給30万円は、その価値がまったく違うと思いませんか。


月給30万円より月給20万円の方が働きやすいことも
保育園の待遇によって、月給30万円より月給20万円の方が年収が高い場合もあるでしょう。年収が安くても、気を使わずに有給を取れる方が働きやすいと感じる人も多いでしょう。
月給だけで転職したい保育園を選ぶと、損をする可能性があることがわかりますね。求人票から以下の待遇を把握し、転職したい保育園の情報をちゃんと知りましょう。
- 賞与(ボーナス)が何か月か確認する
- 借り上げ社宅などの待遇を確認する
- 休暇制度や休暇の取りやすさを確認する
さらにこの3つ以上に大切なことは、保育園の雰囲気や人間関係です。
月給30万円でもパワハラ体質、人間関係が悪い保育園で働きたいとは思いません。保育園の雰囲気や人間関係の見極め方は以下で解説してますが、プロ目線の情報収集が大切です。
そのため、転職したい保育園の情報は、保育士転職サイトにしっかり調べてもらいましょう。キャリアアドバイザーには良し悪しや相性があるので、複数の保育士転職サイトに登録して見極めてください。
月給30万円以上の求人が見つかる保育士転職サイト
転職で失敗したくない保育士は、月給だけじゃなく手当、待遇、休みのとりやすさ、保育園の雰囲気や人間関係など、後から後悔しないための情報を徹底的に調べてください。
保育園の雰囲気や人間関係などの情報は、保育士転職サイトを頼りましょう。
人間関係が良く、給料が高い保育園に転職したいなら、非公開求人の紹介は欠かせません。それらがすべて揃って、初めて月給30万円以上を狙えば良いと思います。
わたしのおすすめは、元保育士の担当者が多い保育士バンク、関東に強く実績が豊富なマイナビ保育士、公開求人が多く電話連絡がほぼないジョブメドレー保育士です。
- 保育士バンク
保育士が選ぶ転職サイトNo.1!担当者は元保育士が多く相談しやすい。地方求人も◎
» 保育士バンクの口コミはこちら - マイナビ保育士
関東の転職には必須!関東の保育園情報を網羅していて、サポートも厚い。実績も◎
» マイナビ保育士の口コミはこちら - ジョブメドレー保育士
基本的に担当者から電話連絡がない!公開求人が1番多く、LINEでサポートも依頼可能。
» ジョブメドレー保育士の口コミはこちら
おすすめの理由は以下でまとめているので、参考にしてください。
初めて転職活動をする人、保育士転職サイトの登録が初めてで不安な人は以下を参考にしてください。保育士転職サイトの登録から内定をもらうまでの使い方を徹底解説しています。
保育園は少し前と違って、かなり待遇に差がでてきています。5-10年後を見据えて今のうちに待遇面を重視している保育園を選んでおくと、将来の安心材料になりますよ。