保育士の平均給料は本当に24万円?年齢・都道府県・施設別の平均年収比較

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保育士の平均給料は本当に24万円?年齢・都道府県・施設別の平均年収比較

投稿日:2020年1月29日 更新日:

この記事は約 7 分で読めます

まーさ
わたしの給料って、他の保育士と比べて高いのかな?平均より上だと嬉しいんだけど……。

一口で平均と言っても、年齢、地域、施設の種類で給料が違うので、自分に近い平均を比べた方がいいですよ。
みやこさん

給料の高い・低いを誰かと比べることに意味はありませんが、転職で給料を上げたい人は他の保育士がいくら給料をもらっているか相場を知ることが大切です。

たとえば2019年度の賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均月給は24万円、ボーナスを含んだ平均年収は369万5200円となっています。

年齢 勤続年数 実労働 超過実労働 月次給与額 年間賞与等
37.5歳 8.9年 164時間 4時間 24万4100円 76万6000円

この給料額と年収額を見て、「えー、わたし平均より低いんだけど……。」と落ち込んだ人もいるでしょう。ただ保育士全体の平均を調べても、年齢や地域で平均給料額が違うので参考になりません。

的はずれな目標を目指しても給料は上がらないので、いろんな項目で保育士の平均給料・平均年収を比べて、自分に見合う年収を知ってください

そこで「公立保育士と私立保育士」「年齢別」「都道府県別」「保育施設別」の平均年収を一覧表にしてみました。また、保育士が転職をして給料を上げるために何が必要かも詳しくお話しますね。

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公立保育士と私立保育士の平均年収比較

公立保育士と私立保育士の平均年収

まず公立保育園の保育士(公務員保育士)と私立保育園の保育士の年収の違いです。

私立常勤 私立非常勤 公立常勤 公立非常勤
年数 年収 年数 年収 年数 年収 年数 年収
主任保育士 21.7年 5,075,592円 26.1年 4,129,236円 25.1年 6,740,700円 20.9年 3,090,372円
保育士 11.2年 3,621,876円 10.1年 2,253,792円 11.0年 3,637,356円 7.8年 1,954,308円
保育補助者 4.9年 2,683,008円 6.1年 2,022,732円 4.9年 1,784,640円 5.9年 1,790,856円

公務員保育士と私立保育士は、20代では年収の差がほぼありません。ところが、30代以降で徐々に差が付き始めます。さらにキャリアアップして主任保育士になると、年収差は150万円以上に開きます。

そのため、将来を見据えるなら初めから公務員保育士を目指すべきです。もちろん、私立保育士から公務員保育士に転職することもできます。公務員保育士に転職したい人は以下を参考にしてください。

年齢別の保育士の平均年収の比較

年齢別の保育士の平均年収の違い

以下は平成26年度と平成30年度の保育士の年収を5歳刻みの年齢別で比較した表です。

年齢 女性保育士 男性保育士
平成30年 平成26年 上昇率 平成30年 平成26年 上昇率
20-24歳 291.1万円 257.3万円 113.14% 289.7万円 260.4万円 111.25%
25-29歳 334.5万円 293.9万円 113.81% 334.2万円 317.1万円 105.39%
30-34歳 348.3万円 306.2万円 113.75% 385.9万円 365.3万円 105.64%
35-39歳 360.7万円 326.9万円 110.34% 460.8万円 462.5万円 99.63%
40-44歳 377.8万円 351.8万円 107.39% 509.3万円 547.0万円 93.11%
45-49歳 381.8万円 347.5万円 109.87% 418.4万円 - -%
50-54歳 394.6万円 365.3万円 108.02% 416.7万円 495.5万円 84.10%
55-59歳 395.7万円 409.8万円 96.56% 352.2万円 487.5万円 72.25%
60-64歳 356.5万円 420.5万円 84.78% 315.9万円 377.1万円 83.77%
65-69歳 365.0万円 434.2万円 84.06% 332.9万円 878.2万円 37.91%
70歳- 502.8万円 635.1万円 79.17% 608.4万円 399.9万円 152.14%

保育士等に関する関係資料 - 厚生労働省平成30年 賃金構造基本統計調査|厚生労働省

平成26年度と平成30年度を比較すると、25-29歳の保育士の年収の上昇率が1番高いことがわかります。25-29歳の保育士の年収の上昇率が高いのは、保育園にとって必要な年齢層だからです。

5-9年目の保育士はある程度保育経験があり、今後も長く続けてくれる可能性があります。また、キャリアアップする人も多いので、給料が上がりやすいです。

とは言え保育士は20歳-54歳という幅広い年齢で、年収の上昇率が10%前後もあります。

これだけ幅広く年収の上昇が期待できるということは、今の保育業界なら全体的にどの年代でも転職しやすい状況だとわかりますね。

都道府県別の保育士の平均年収比較

都道府県別の保育士の平均年収

次に、平成30年度の賃金構造基本統計調査から都道府県別の保育士の平均年収をまとめてみます。

都道府県人口平均年収年収順位有効求人倍率倍率順位
北海道0532万人343.0万円21位2.73倍16位
青森県0127万人366.6万円09位2.43倍24位
岩手県0125万人339.4万円25位1.92倍40位
宮城県0232万人315.3万円45位4.38倍05位
秋田県0099万人328.6万円38位1.59倍44位
山形県0110万人312.4万円47位2.72倍17位
福島県0188万人339.4万円26位2.61倍21位
茨城県0289万人315.3万円46位3.43倍11位
栃木県0195万人354.0万円15位3.16倍14位
群馬県0196万人359.5万円12位1.24倍47位
埼玉県0731万人352.7万円16位4.76倍02位
千葉県0624万人397.2万円03位2.51倍23位
東京都※1372万人434.1万円01位6.44倍01位
神奈川県※0915万人384.3万円04位3.57倍09位
新潟県※0226万人331.4万円36位2.12倍33位
富山県※0105万人321.3万円41位2.20倍31位
石川県※0114万人367.9万円08位2.07倍38位
福井県※0077万人320.7万円42位2.62倍19位
山梨県※0823万人341.0万円23位2.43倍25位
長野県※0207万人331.9万円34位2.08倍37位
岐阜県※0200万人363.9万円11位1.75倍42位
静岡県※0367万人332.3万円32位3.46倍10位
愛知県※0752万人365.1万円10位2.89倍15位
三重県0180万人332.2万円33位2.62倍20位
滋賀県0141万人346.9万円18位3.59倍08位
京都府0259万人409.8万円02位3.24倍13位
大阪府0882万人347.6万円17位4.49倍03位
兵庫県0550万人357.5万円13位2.68倍18位
奈良県0134万人340.3万円24位2.35倍27位
和歌山県0094万人330.2万円37位2.56倍22位
鳥取県0056万人318.2万円43位3.77倍06位
島根県0068万人328.2万円39位2.10倍35位
岡山県0190万人384.3万円05位2.12倍34位
広島県0282万人378.8万円06位4.49倍04位
山口県0138万人342.1万円22位1.55倍46位
徳島県0074万人322.5万円40位3.69倍07位
香川県0096万人338.1万円27位1.99倍39位
愛媛県0136万人337.0万円28位2.43倍26位
高知県0071万人331.6万円35位1.69倍43位
福岡県0510万人376.3万円07位2.35倍28位
佐賀県0082万人333.2万円30位1.58倍45位
長崎県0135万人357.0万円14位1.80倍42位
熊本県0176万人343.4万円20位2.18倍32位
大分県0115万人335.4万円29位2.28倍30位
宮崎県0108万人346.0万円19位2.29倍29位
鹿児島県0162万人333.0万円31位2.10倍36位
沖縄県0144万人316.1万円44位3.41倍12位

都道府県別の平均年収と求人倍率を比較すると、平均年収が一番高い東京都(434.1万円)と一番低い山形県(312.4万円)で120万円以上違います。日本の首都と地方では差がありますね。

ただ、人口が多い地域、求人倍率が高い地域が必ずしも年収も高いわけではないこともわかります。

ちなみに、全労働者の平均年収と比べると、1位は東京で620万円、47位最下位は青森で370万円なので、250万円も差があります。

保育施設別の平均年収の比較

保育施設別の平均年収の比較

令和元年度の内閣府の資料を元に、保育施設別の仕事(保育士、幼稚園教諭、こども園保育教諭、各小規模保育園保育士)の平均年収をまとめました。詳細は以下を参考にしてください。

常勤 年数 年収 非常勤 年数 年収
保育園
保育士
私立 11.2年 3,621,876円 私立 10.1年 2,253,792円
公立 11.0年 3,637,356円 公立 7.8年 1,954,308円
幼稚園
教諭
私立 7.8年 3,449,904円 私立 10.3年 2,035,188円
公立 11.1年 4,540,272円 公立 7.4年 1,803,240円
こども園
保育教諭
私立 8.2年 3,359,448円 私立 9.6年 2,264,700円
公立 9.9年 3,446,172円 公立 8.9年 1,805,292円
小規模保育A型/B型
保育士
A型 8.1年 3,225,060円 A型 8.5年 2,067,888円
B型 8.8年 3,235,404円 B型 9.9年 2,304,012円
小規模保育C型
家庭的保育者
C型 8.9年 3,501,300円 C型 14.7年 2,506,932円

令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>【修正版】

保育園、幼稚園、こども園の中では、公立幼稚園教諭の454万円(勤続年数11.1年)が飛び抜けて年収が高いですね。私立では私立保育園の保育士が362万円(勤続年数11.2年)でもっとも高い年収です。

小規模保育園は、大規模な保育施設に比べると年収は低い傾向があります。ただ、小規模保育園は平均勤続年数が短いため、勤続年数が同じなら大きな差は出ないと思います。

保育士の転職は給料・年収+働きやすさも大切

保育士の転職は給料・年収+働きやすさも大切

まーさ
みんなわたしより給料もらっててショック……。

落ち込まないでください。このように各種の給料の平均がわかれば、保育士が給料を上げるのは難しくないこともわかりますよね。
みやこさん

保育士の給料は、成果よりも経験や年齢で上がります。そのため、たとえば30代で経験を積んだ保育士なら、働く地域や施設を変えるだけで給料を上げることができます

ただし、良い転職をしたいなら、給料・年収だけじゃなく働く時間や働きやすさも考えましょう。

年収500万円でも休みが取れず、毎日サービス残業があって、人間関係が悪い保育園だと辛いですよね。単純に給料が高いことより、働き続ける価値があることが大切です。

保育業界は待遇改善が進んでいるので、今より給料が上がって、働きやすい保育園を見つけることも難しくないと思います。

まーさ
給料が上がって、働きやすい保育園ってどうやって探せばいいの?

保育園の働きやすさを知るには、保育園の内情を調べて人間関係の良し悪しや雰囲気を判断する必要があります。保育園の内情を知るには、その保育園に詳しい保育士転職サイトを頼ってください。

わたしが実際に使った中でおすすめは、保育士バンク、マイナビ保育士、ジョブメドレー保育士です。

保育士バンクは担当者に元保育士が多いので気軽に相談できますし、充実したWEB面接や転職フェアなどサポートの質が高く、非公開求人も多くて使いやすいです。

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まーさ

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