乳児保育士になるには?仕事内容や給料、メリット・デメリット

保育士の仕事

乳児保育士になるには?仕事内容や給料、メリット・デメリット

投稿日:2019年4月18日 更新日:

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昨今は、共働き家庭の増加などにより0-2歳児の待機児童が多く、0-2歳児を対象とした小規模保育施設が増えています。そんな環境で活躍するのが「乳児保育士」です。

まーさ
赤ちゃんのお世話もいいんだけど、わたしはもう少し大きい子とお遊戯とか園庭で鬼ごっことかして、元気に遊びたいかなぁ。

もしかしたら、こう思う人もいるかもしれませんが、乳児保育士には乳児保育士にしか味わえない保育の喜びや体験があり、同時に強い責任感を身につけることができます。

では、乳児保育士とはどのような役割を持ち、どのような仕事をしなければいけない職業なのでしょうか。

乳児保育士とは

乳児保育士とは、0-2歳の子供を専門的に預かり、保育をする保育士のことです。乳児保育士は、主に小規模保育園や乳児院などで活躍します。

  29年利用児童 29年待機児童
低年齢児(0-2歳) 1031486人(40.5%) 23114人(88.6%)
0歳児 146972人(5.8%) 4402人(16.9%)
1・2歳児 884514人(34.7%) 18712人(71.7%)
3歳以上児 1515183人(59.5%) 2967人(11.4%)
全年齢児計 2546669人(100.0%) 26081人(100.0%)

保育所等関連状況取りまとめ(平成 29 年4月1日)|厚生労働省

注意利用児童数は、全体(幼稚園型認定こども園等、地域型保育事業等を含む)。

子供にとって、脳が成長する0-3歳は大切な時期です。この大切な時期を過ごす環境が、脳の成長だけでなく心身の成長に大きく関わっています。そのため、乳児保育士はとても重要な役割を担っています。

乳児保育士の資格など

乳児保育士には、保育士資格以外に特別な資格は必要ありません。

もちろん、保育士資格は、厚生労働省認可の保育士養成専門学校や、保育士資格を取得できる短大・4年制大学を卒業すること、または国家試験(筆記試験と実技試験)に合格することで取得できます。

乳児保育士の待遇

乳児保育士の給料や勤務時間、休みなどの待遇は、一般的な保育士と比べて違いがあるのでしょうか。

  • 乳児保育士の給料など
  • 乳児保育士の勤務時間など

乳児保育士の給料など

現在の乳児保育士の雇用は、小規模保育園の増加に伴って正社員保育士、パート保育士、派遣保育士など、すべての雇用形態で需要が高くなっています。

ただ、乳児保育士は特別な職業、業務ではありません。そのため、給料や勤務時間などの待遇は、一般的な保育士と同じと考えて良いです。ただし、施設によって多少の給料差はあります。

詳細は以下で確認してほしいのですが、平成29年度内閣府調査資料によると、私立保育園の保育士の平均年収は勤続9年で314万円、小規模保育A型は勤続5年で272万円、B型は勤続7年で275万円となっています。

わたしが関東で保育士として就職をしたとき、他県の保育士求人の給料や賞与などを見ましたが、月給が20万円未満の保育園も多くありました。賞与も2-4か月分と園によってバラバラでした。

福利厚生や手当、退職金によって変わりますが、わたしは株式会社が運営する小規模保育園に勤務していたため、住宅手当や主任手当などがあり、一人暮らしの保育士に関しては、借り上げ住宅制度もありました。

乳児保育士の勤務時間など

乳児保育士の勤務時間も雇用形態によって変わります。フルタイムの場合は、基本的には労働時間8時間+1時間の休憩で、早番や遅番などのシフトがあります。

認可の小規模保育園は、11時間開園(7:30-18:30)が一般的です※。その時間帯の中で、早朝から夕方前までの勤務やお昼過ぎから夜までの勤務などいくつかのシフトがあり、園によって勤務時間が違います。

注意東京都の認証保育園は開園時間が13時間以上と決められています。

一方、乳児院は子供を保護し養育する施設なので、長期入所の子供は24時間乳児院で過ごします。そのため、乳児院で働く乳児保育士は、他の保育士にはない夜勤の勤務時間帯があります。

乳児保育士の仕事内容

基本的な生活すべてのお世話をする

0-2歳児は自分でできることが少ないため、基本的には大人の援助が必要です。特に1歳未満の子は、生活すべての援助が必要なため、乳児保育士の仕事は子供の生活すべてのお世話が主な仕事です。

0-2歳児の基本的な身の回りの世話
・排泄したらおむつを替える
・ミルクや食事をあげる
・食事の介助をする
・衣服の着替えをする、または介助をする
・睡眠できるようにする

まだ社会を何も知らない0-2歳児にとって、親と離れて過ごす保育園は不安しかありません。そのため、子供の身の回りのお世話を通して、保育園が安心して過ごせる場所になるように、子供との信頼関係を作ることが大切です。

お昼寝時間に睡眠チェックをする

睡眠チェックとは、保育園のお昼寝で子供が寝ているときの向きや呼吸の状態などを定期的に確認することです。

定期的な睡眠チェックによって子供の様子を確認することで、うつぶせ寝による乳幼児突然死症候群(SIDS)、布団で口を塞がれることによる窒息事故などを防ぎ、急な体調変化に迅速に対応することができます。

とくに、0歳児はお昼寝時間も長いため、睡眠チェックはとても重要です。

定期的におむつ替えや着替えをする

0-2歳児はトイレでの排泄が難しいため、ほとんどの子におむつ替えのお世話が必要です。おむつ替えのタイミングは園によりますが、だいたい決まった時間に行います。

おむつ替えのタイミング
・朝のお茶や牛乳を飲んだ後
・お散歩や外遊びの後
・食事の後
・お昼寝の前後
・おやつの後
・お迎えの前
など

もちろん、このタイミングではなくても、子供の排泄に気付いた場合はおむつ替えをします。

また、外遊びや食事で服を汚すことの多い0-2歳児は、汗をかいたり、汚れたら着替えることもちろん、お昼前などにチェックをして、早めに着替えさせることもあります。

体調変化の察知と二次感染を予防する

乳児保育士は、子供たちのいつもと違う様子や変化にいち早く気がつき、症状が比較的軽いうちに対応することで、他の子供への二次感染を防がなければいけません。

0-2歳児は3-5歳児に比べて感染症などにもかかりやすく、体調の変化も急です。また、鼻水が出ていたり、咳をしていたり、うんちが緩かったりなど、何かしら体調を崩しています。

そのため、子供がかかりやすい感染症、季節で流行る感染症の種類、そして、それらの感染症の対処方法をしっかりと理解しておくことが大切です。

乳児保育士のメリットや魅力

子供の成長を自分のことのように喜べる

「今日◯◯ちゃんがこんなことができた!」「昨日までできなかったのに、今日できるようになった!」など、0-2歳児は成長が著しく、日々できることが増えていきます。

何もできない赤ちゃんのころから保育をするため、子供がすくすくと成長する様子は、まるで自分が親になったかのような喜びを感じます。

また、その出来事を保護者や周りの保育士と共感することができ、喜び合える体験は乳児保育士ならではのことだと思います。

大規模な行事が少ない

一般的な保育園の保育士は、夏祭りや運動会、遠足など1年中さまざまな行事があり、通常保育をしながら準備を行うためとても大変です。行事前は残業が増えますし、休日出勤をせざるを得ない場合もあります。

しかし、0-2歳児にとって長時間の行事は疲れてしまいますし、自ら楽しめる時間も多くないため、できることが限られます。

そのため、乳児保育士が活躍する現場では、とても小規模な行事、もしくは行事を行わない園もたくさんあります。行事をして欲しいと考える保護者もいるとは思いますが、とくに0歳児のことを考えると難しいでしょう。

一方、乳児保育士は行事の準備が少ないため、その分日々の保育を充実させることができます。

乳児保育士のデメリットや悩み

保護者の期待や責任が重い

子供がある程度成長すると、親も少しずつ子供を自立させようとしますが、0-2歳児はまだ親子ともに寄り添った生活が必要な時期です。

そのため、0-2歳児を保育する乳児保育士は、他の年齢の保育よりも配慮することが多く責任を重く感じます。

とくに0歳児は、お昼寝時間もうつぶせ寝をしていないか、体調の変化がないかを観察する定期的なチェックが必要なので、最後の子のお迎えが来るまで気が休まる時間はありません。

腰痛、肩こり

保育士の悩みの1つが、腰痛や肩こりです。子供の相手をするときは、常に中腰や両膝立ち、かがんだ姿勢が多いため、腰痛・肩こりには年中悩まされます。

0-2歳児は、3-5歳児に比べてさらに小さいため、乳児保育士の目線はとても低くなります。そのため、余計に腰痛や肩こりが辛いという声はよく聞きます。

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まーさ

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