乳児保育が必要な理由

保育士の転職

小規模保育園は働きにくい?給料などメリットデメリットと求人の探し方

投稿日:2019年5月2日 更新日:

この記事は約 11 分で読めます

まーさ
転職先で小規模保育園ってどうなのかな?小さい保育園だとちょっと不安なんだよね……。

大規模保育園に勤める保育士は小規模保育園に不安を感じるかもしれませんが、おすすめな点は多いですよ。
みやこさん

今保育士のもっとも有力な転職候補の1つが、小規模保育園です。小規模保育園は元々認可外でしたが、「子ども・子育て支援制度」で認可運営されるようになりました。

小規模保育園は新しい保育園が多いので、転職に不安を感じる人も多いですよね。ただ給料や勤務時間など待遇が良く、経験が浅い保育士やブランクがある保育士も働きやすい特徴があります。

もちろん小規模保育園すべてが良いわけじゃないので、求人選びで失敗したくないなら、この記事を読んでメリット・デメリットを押さえてください。また良い求人が見つかる保育士転職サイトも紹介します。

結論から言うと、小規模保育園を探すなら以下3つが求人数も多くておすすめです(2020年3月時点)。1つに絞るなら、使い勝手やサポート面で保育士バンクが良いと思います。

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小規模保育園の特徴

小規模保育園の特徴

まずは小規模保育園の特徴を押さえてください。
みやこさん

小規模保育園は、平成27年(2015年)4月施行の「子ども・子育て支援新制度」によって、爆発的に増えました。平成27年度の1655事業所に対し、5年後の令和元年10月時点で4947事業所に増えています。

  • 小規模保育園とは小さな保育園?
  • 小規模保育園と大規模保育園の違い
  • 小規模保育園の種類はA型、B型、C型

小規模保育園とは小さな保育園?

小規模保育園とは、0-2歳児を対象とした定員6-19人までの小規模保育事業のことです。単純に小さな保育園というわけじゃなく、人数などいくつかの基準があります。

小規模保育園の特徴を理解している人は以下を飛ばして、「小規模保育園で働くメリット・デメリット」を見てください。

小規模保育園と大規模保育園の違い

小規模保育園と一般的な保育園(大規模保育園)の違いは、小規模保育園の方が施設規模が小さい、定員(受け入れ数)が少ない、保育士の割合が多いことです。保育士の配置基準は以下の違いがあります。

  保育園 A型 B型 C型
保育士数 0歳児3人に対し1人
1-2歳児6人に対し1人
保育所の配置基準+1名 保育所の配置基準+1名 0-2歳児3人に対し1人
保育補助を置く場合5人に対し2人
資格 全員保育士
※1
全員保育士
※1
1/2以上保育士
※1、2
家庭的保育者
※3
保育室等 0歳-1歳
・乳児室1.65㎡/1人
・ほふく室3.3㎡/1人
2歳以上
・保育室1.98㎡/1人
0歳-1歳
・3.3㎡/1人
2歳
・1.98㎡/1人
0歳-1歳
・3.3㎡/1人
2歳
・1.98㎡/1人
0歳-2歳
・3.3㎡/1人
給食 自園調理
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
利用定員 20人以上 6-19人 6-19人 6-10人※5

※1.保健師又は看護師の特例(1人まで)を設ける
※2.保育士以外には自治体が行う研修を実施する
※3.自治体の研修修了した保育士、または保育士と同等以上の知識・経験を有すると自治体長が認める者
※4.連携施設等からの搬入可
※5.経過措置あり

小規模保育園は受け入れる子供の年齢や数が違うことで、大規模保育園と比べてできること・できないことがあります。

小規模保育園の種類はA型、B型、C型

小規模保育園はA型、B型、C型があり、定員、保育士の配置人数、資格保有者数の割合などが違います。

小規模保育事業A型の特徴

小規模保育園のA型は、保育園分園やミニ保育園に近い形です。配置基準は全員が保育士資格を持っている必要があり、大規模保育園より1名多く保育士を配置する必要があります。

  • 定員:6-19人
  • 保育従事者の配置割合:0歳児3人に対し1人+1人、1-2歳児6人に対し1人+1人
  • 保育士資格保有者:すべての保育従事者
  • 給食:園内調理(認定こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設からの給食搬入の場合もある)

小規模保育事業B型の特徴

小規模保育園のB型は、A型とC型の中間です。配置基準は半数以上が保育士資格を持っている必要があり、大規模保育園よりも1名多く保育士を配置する必要があります。

施設や自治体によっては、資格をもっていない保育従事者は研修が必要な場合があります。

  • 定員:6-19人
  • 保育従事者の配置割合:0歳児3人に対し1人+1人、1-2歳児6人に対し1人+1人
  • 保育士資格保有者:保育従事者の1/2以上
  • 給食:園内調理(こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設から給食搬入もある)

小規模保育事業C型の特徴

小規模保育園のC型は家庭的保育です。配置基準は大規模保育園よりも1名多く保育従事者を配置する必要があります。補助者を置く場合は、0-2歳児5人に対して2人です。

保育士資格は必要ありませんが、家庭的保育補助者として一定の研修を受ける必要があります。

  • 定員:6-10人
  • 保育従事者の配置割合:0-2歳児3人に対し1人(補助者を置く場合は5人に対し2人)
  • 保育士資格保有者:なし(家庭的保育者、補助者が保育を行う)
  • 給食:園内調理(こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設から給食搬入もある)

保育士が小規模保育園で働くメリット・デメリット

保育士が小規模保育園で働くメリット・デメリット

まーさ
小規模保育園で働きたいけど、大規模保育園と違うとちょっと不安……。メリットとデメリットを教えて。

では、まず小規模保育園が不安に感じる要素、デメリットを見てみますね。
みやこさん

保育士が小規模保育園で働くデメリット

  • 体を使って遊べないため物足りない
  • 行事が少なくやりがいを感じられない
  • 人間関係の距離感が近く対応が難しいことがある
  • 新設保育園だと準備が多くて忙しい
  • ブラック保育園になりやすい怖さがある

体を使って遊べないため物足りない

0-2歳児は3-5歳児と違い、体を大きく動かす遊びができません。子供と走り回っておにごっこやかくれんぼを楽しみたい保育士には、小規模保育では物足りないかもしれません。

行事が少なくやりがいを感じられない

小規模保育園では大規模行事はほとんど行わないため、行事好きな保育士にとってはやりがいを感じにくいかもしれません。

人間関係の距離感が近く対応が難しいことがある

小規模保育園は子供の数だけじゃなく、保育士も人数が少なく距離が近いので、毎日顔を合わせていっしょに仕事をすることになります。そのため、人間関係の面で働きにくいと感じる人もいます。

新設保育園だと準備が多くて忙しい

小規模保育園は新設の保育園が多いため、運営ルールが決まっていない、準備が多くて忙しいなどが考えられます。新設保育園には以下のデメリットがあります。

  • 新設なので立ち上げ準備が多くて忙しい
  • 前の保育園の経験で話すと意見が対立しやすい
  • 新しいルールがコロコロ変わる可能性もある
  • 突発的な状況を助けるマニュアル・経験がない
  • 保護者や地域との信頼関係がまったくない

小規模保育園に興味がある人は、新設保育園の特徴とも被るので押さえておいた方が良いですよ。

ブラック保育園になりやすい怖さがある

小規模保育園の運営は株式会社が多いため、利益が出なければ閉園する可能性があります。また、利益のために人件費を削って運営する保育園もあります。詳細は以下を参考にしてください。

株式会社の保育園は運営母体によって良し悪しが分かれます。良い保育園は魅力的ですが、経営者の能力が低いとブラック保育園になりやすい怖さがあります。

まーさ
わたしが小規模保育園で不安なのは、人間関係と給料面かなぁ。

そうですね。ただどんな職場でもその不安はあるので、求人の見極めが大切です。続いてメリットも見てみましょう。
みやこさん

保育士が小規模保育園で働くメリット

  • 保育士不足なので給料など待遇が良い保育園が多い
  • 大きな行事がないため残業や持ち帰り仕事が少ない
  • 保育士の割合が多いため有給など休みが取りやすい
  • 経験が浅い・ブランクがある保育士が入りやすい
  • 乳児相手なので体力的な不安があっても働ける
  • 保育士の数が少ないためキャリアアップしやすい
  • 大規模保育園と違いより家庭的な保育ができる

保育士不足なので給料など待遇が良い保育園が多い

新設の小規模保育園は増えてますが、保育士の数が足りません。小規模保育園の開園にはオープニングスタッフが必要なので、保育士確保のために比較的良い給料・待遇で求人を出すことが多いです。

以下施設別の平均年収比較です。小規模保育園の年収は少ないですが、これは小規模保育園自体の運営歴が短く、大規模保育園に比べてベテラン保育士が少ないことが原因です。

常勤 年数 年収 非常勤 年数 年収
保育園
保育士
私立 11.2年 3,621,876円 私立 10.1年 2,253,792円
公立 11.0年 3,637,356円 公立 7.8年 1,954,308円
幼稚園
教諭
私立 7.8年 3,449,904円 私立 10.3年 2,035,188円
公立 11.1年 4,540,272円 公立 7.4年 1,803,240円
こども園
保育教諭
私立 8.2年 3,359,448円 私立 9.6年 2,264,700円
公立 9.9年 3,446,172円 公立 8.9年 1,805,292円
小規模保育A型/B型
保育士
A型 8.1年 3,225,060円 A型 8.5年 2,067,888円
B型 8.8年 3,235,404円 B型 9.9年 2,304,012円
小規模保育C型
家庭的保育者
C型 8.9年 3,501,300円 C型 14.7年 2,506,932円

若年層の給料を比べると、小規模保育園の方が若干高いと思います(令和元年度の内閣府資料)。

大きな行事がないため残業や持ち帰り仕事が少ない

小規模保育園は対象が0-2歳なので、大規模な運動会などは行いません。保育士が忙しい原因の1つは行事の準備が多いことですが、行事が少ない小規模保育園では残業や持ち帰り仕事がほとんどありません

保育士の割合が多いため有給など休みが取りやすい

小規模保育園は0-2歳対象なので、一般的な保育園に比べて保育士の割合が多くなります。そのため比較的有給休暇も取りやすいと思います。

  保育園 A型 B型 C型
保育士数 0歳児3人に対し1人
1-2歳児6人に対し1人
保育所の配置基準+1名 保育所の配置基準+1名 0-2歳児3人に対し1人
保育補助を置く場合5人に対し2人

経験が浅い・ブランクがある保育士が入りやすい

経験がある保育士は1つの保育園に定着するので、ベテラン保育士ほどボス化して派閥ができますね。

新設の小規模保育園は人間関係が比較的フラットなので、経験が浅い保育士やブランクがある保育士も入りやすい環境です。

乳児相手なので体力的な不安があっても働ける

40代-50代になると、転職先の新しい環境でフルに働けるか気になりますよね。小規模保育園は乳児保育のため子供と追いかけっ子をする必要はなく、体力的な不安があっても働くことができます。

保育士の数が少ないためキャリアアップしやすい

小規模保育園は、保育士数が少ないためキャリアアップは早いです。大規模保育園の主任保育士の平均勤続年数が20年に対して、小規模保育園の主任保育士は10年ほどです。

大規模保育園で経験を積んで、主任保育士や園長候補として小規模保育園に転職する保育士も多いです。

大規模保育園と違いより家庭的な保育ができる

小規模保育園は少人数なので大規模保育園のように賑やかな感じはなく、比較的気持ちにゆとりを持って保育に取り組めます。

また子供1人ひとりに目が届きやすいので、ちょっとした変化にすぐ気付いて素早い対応ができます。保護者との距離も近く、いっしょに子育てをする感覚でアットホームな保育を行えます。

まーさ
小規模保育園はこれから期待できるってことだね。でもできれば、そこそこ給料が高くて、働きやすい保育園に転職したいなぁ。

小規模保育園はたくさんあるので、給料が高くて働きやすい求人も見つけやすいですよ。
みやこさん

小規模保育園の求人の選び方とポイント

小規模保育園の求人の選び方とポイント

小規模保育園は給料や休み、労働時間などで魅力がありますが、株式会社運営が多いため業績や方針に左右される業態でもあります。良い求人を選びたいなら、以下のポイントを押さえましょう。

まーさ
どんな小規模保育園求人を選べば良いの?ポイント教えて!
  • 大手法人が運営する小規模保育園を選ぶ
  • 社会福祉法人が運営する小規模保育園を選ぶ
  • 競争が激しい都市圏の小規模保育園を選ぶ
  • 小規模保育園求人が多い保育士転職サイトを使う

大手法人が運営する小規模保育園を選ぶ

小規模保育園は大規模保育園に比べて設立しやすいため、いろんな企業が参入しています。ただ、運営する企業規模が違うと保育士の待遇も違うので、まず大手法人が運営する保育園を探してください。

社会福祉法人が運営する小規模保育園を選ぶ

大規模保育園を運営していた社会福祉法人も、小規模保育園の運営に乗り出しています。社会福祉法人は株式会社に比べて保育園設立の条件がゆるいため、保育士の給料が高い傾向があります。

社会福祉法人 学校法人 営利法人 その他法人
給与月額 年数 給与月額 年数 給与月額 年数 給与月額 年数
施設長 547,834円 25.3年 395,806円 11.7年 346324円 10.4年 495,984円 23.8年
保育士|常勤 258,901円 10.4年 217,167円 5.4年 227,781円 4.1年 252,990円 8.8年
その他|常勤 295,704円 12.4年 231,901円 6.0年 247,246円 5.3年 285,654円 11.5年
保育士|非常勤 154,394円 7.2年 142,398円 5.7年 132,221円 4.3年 149,494円 6.4年
その他|非常勤 146,962円 6.1年 147,544円 2.6年 141,550円 3.3年 150,561円 5.1年

幼稚園・保育所等の経営実態調査|厚生労働省

保育園の運営母体が違うと、特徴も変わります。社会福祉法人、株式会社、学校法人の違いは以下を参考にしてください。

競争が激しい都市圏の小規模保育園を選ぶ

小規模保育園が増えているのは、待機児童問題を解消するためです。待機児童は都市圏が多いので、小規模保育園求人も都市圏が圧倒的に多いです。

地方にも小規模保育園はありますが、競争が激しい東京の方が給料が高い、休みが取りやすいなど待遇面が充実している傾向がありますね。

保育士は、今なら東京で働いて経験を積む方がメリットがあります。働く場所で迷っている人、東京に行こうか迷ってる人は、以下を参考にしてください。

小規模保育園求人が多い保育士転職サイトを使う

運営歴が短い小規模保育園は、調べても情報がない場合があります。ただ、「新しそうだし良さそうだな。」となんとなくの感覚で考えるのは失敗の元です。

保育園の情報を集めるなら、自分で調べるだけじゃなく、保育士転職サイトに情報収集を頼んでください。「蓋を開けたらブラック保育園だった……。」じゃシャレになりません。

まーさ
小規模保育園でもブラック保育園ってあるんだ……。

残念ながらありますね。たとえば保育園の人件費は通常7-8割ほどですが、一部で人件費が2-3割の保育園もあります……。
みやこさん

まーさ
それ怖すぎ……。良い条件の小規模保育園求人って、どうやって見つければいいの。

小規模保育園を探すベストな保育士転職サイト

小規模保育園を探すベストな保育士転職サイト

条件が良い小規模保育園の求人を見つけるには、良い保育士転職サイトを選ぶことが大切ですよ。
みやこさん

まず、小規模保育園の公開求人が多い保育士転職サイトを選びましょう。公開求人が多いと、質の高い非公開求人も持っています。求人が少ないと、選びようがありません。

次に良い担当者をつけましょう。保育園の内情や雰囲気など、求人票以外の情報は調べてもらわないとわかりません。とくに新設園は過去の情報がないのでヒアリングしてもらうことが大切です。

保育士転職サイトのおすすめは、平均的にサービスの質が高い保育士バンクです。担当者に元保育士が多いので相談しやすいですし、非公開求人も多いので良い求人が見つかりやすいです。

また、関東に強く実績が豊富なマイナビ保育士、地方求人が多くバランスが良い保育のお仕事も併せて利用してください。

初めて転職活動をする人、保育士転職サイトの登録が初めてで不安な人は以下を参考にしてください。保育士転職サイトの登録から内定をもらうまでの使い方を徹底解説しています。

小規模保育園はこれからも増える施設形態です。ただし、数が増えるからこそ求人の見極めが大切です。この記事を参考にして、給料が高く働きやすい小規模保育園求人を賢く見つけてください。

保育士転職サイトランキング10選も参考にしてください☺️
まーさ

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