乳児保育が必要な理由

保育士の転職

保育士が小規模保育園で働くメリット・デメリット、給料や人間関係は

投稿日:2019年5月2日 更新日:

この記事は約 10 分で読めます

まーさ
転職先で小規模保育園ってどうかな?小さい保育園だとちょっと不安……。

大規模保育園に勤めている人は、小規模だと不安を感じますよね。個人的にはおすすめの転職先ですよ。
みやこさん

まーさ
最近増えてるみたいだけど、どんなメリットがあるの?

小規模保育園は新設保育園が多いので給料など待遇が良く、保育経験が浅い保育士やブランクがある保育士も働きやすい特徴があります。
みやこさん

今保育士のもっとも有力な転職候補の1つが、「小規模保育園」です。小規模保育園は元々認可外でしたが、「子ども・子育て支援制度(2015年)」で認可運営できるようになりました。

ただ新しい施が多いので、転職に不安を感じる人もいますね。もちろん小規模保育園求人すべてが良いわけじゃないので、後悔しないようメリット・デメリットを押さえて良い求人を見つけましょう。

小規模保育園求人は以下の転職サイトがおすすめです(2020年3月)。

小規模保育園の特徴

小規模保育園の特徴

小規模保育園とは、0-2歳児を対象とした定員6-19人までの小規模保育事業のことです。小規模保育園の特徴を理解してる人は「保育士が小規模保育園で働くデメリット」を見てください。

小規模保育園と保育園の違い

小規模保育園と一般的な保育園(大規模保育園)の違いは、小規模保育園の方が「施設規模が小さい」「定員が少ない」「保育士の割合が高い」ことです。大規模保育園と小規模保育園の配置基準は以下のように違います。

  保育園 A型 B型 C型
保育士数 0歳児3人に対し1人
1-2歳児6人に対し1人
保育所の配置基準+1名 保育所の配置基準+1名 0-2歳児3人に対し1人
保育補助を置く場合5人に対し2人
資格 全員保育士
※1
全員保育士
※1
1/2以上保育士
※1、2
家庭的保育者
※3
保育室等 0歳-1歳
・乳児室1.65㎡/1人
・ほふく室3.3㎡/1人
2歳以上
・保育室1.98㎡/1人
0歳-1歳
・3.3㎡/1人
2歳
・1.98㎡/1人
0歳-1歳
・3.3㎡/1人
2歳
・1.98㎡/1人
0歳-2歳
・3.3㎡/1人
給食 自園調理
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
自園調理※4
調理設備
調理員
利用定員 20人以上 6-19人 6-19人 6-10人※5

※1.保健師又は看護師の特例(1人まで)を設ける
※2.保育士以外には自治体が行う研修を実施する
※3.自治体の研修修了した保育士、または保育士と同等以上の知識・経験を有すると自治体長が認める者
※4.連携施設等からの搬入可
※5.経過措置あり

小規模保育園は保育士が子供に保育をすることは変わりませんが、受け入れる子供の年齢や数が違うことで、大規模保育園と比べてできること・できないことがあります。

小規模保育園の種類

小規模保育園はA型、B型、C型があり、定員、保育士の配置人数、資格保有者数の割合などが違います。

小規模保育事業A型の特徴

小規模保育園のA型は、保育園分園やミニ保育園に近い形です。配置基準は全員が保育士資格を持っている必要があり、大規模保育園より1名多く保育士を配置する必要があります。

  • 定員:6-19人
  • 保育従事者の配置割合:0歳児3人に対し1人+1人、1-2歳児6人に対し1人+1人
  • 保育士資格保有者:すべての保育従事者
  • 給食:園内調理(認定こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設からの給食搬入の場合もある)

小規模保育事業B型の特徴

小規模保育園のB型は、A型とC型の中間です。配置基準は半数以上が保育士資格を持っている必要があり、大規模保育園よりも1名多く保育士を配置する必要があります。

施設や自治体によっては、資格をもっていない保育従事者は研修が必要な場合があります。

  • 定員:6-19人
  • 保育従事者の配置割合:0歳児3人に対し1人+1人、1-2歳児6人に対し1人+1人
  • 保育士資格保有者:保育従事者の1/2以上
  • 給食:園内調理(こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設から給食搬入もある)

小規模保育事業C型の特徴

小規模保育園のC型は家庭的保育です。配置基準は大規模保育園よりも1名多く保育従事者を配置する必要があります。補助者を置く場合は、0-2歳児5人に対して2人です。

保育士資格は必要ありませんが、家庭的保育補助者として一定の研修を受ける必要があります。

  • 定員:6-10人
  • 保育従事者の配置割合:0-2歳児3人に対し1人(補助者を置く場合は5人に対し2人)
  • 保育士資格保有者:なし(家庭的保育者、補助者が保育を行う)
  • 給食:園内調理(こども園や幼稚園、認可保育園などの連携施設から給食搬入もある)

保育士が小規模保育園で働くデメリット

保育士が小規模保育園で働くデメリット

まーさ
小規模保育園で働いてみたいけど、ちょっと不安……。デメリットとかあるかな。
  • 体を使って遊べないため物足りない
  • 行事が少なくやりがいを感じられない
  • 距離感が近いため対応が難しいことがある
  • 新設保育園だと準備が多くて忙しい
  • ブラック保育園になりやすい怖さがある

体を使って遊べないため物足りない

0-2歳児は3-5歳児と違い、体を大きく動かす遊びができません。子供と走り回っておにごっこやかくれんぼを楽しみたい人は、小規模保育では物足りないかもしれません。

行事が少なくやりがいを感じられない

小規模保育園では大規模行事はほとんど行わないため、行事好きな保育士にとってはやりがいを感じにくいかもしれません。

距離感が近いため対応が難しいことがある

小規模保育園は子供が少ないため、子供同士がケンカをした後に距離をおくなどの対応が難しいことがあります。また保育士も人数が少なく距離も近いため、人間関係の面で働きにくいと感じる人もいます。

新設保育園だと準備が多くて忙しい

小規模保育園は新設保育園が多いため、運営ルールが決まってなければ準備が多くて忙しいことが考えられます。新設保育園には以下のデメリットがあります。

  • ゼロスタートなので準備が多くて忙しい
  • 前の保育園の経験で話すと意見が対立しやすい
  • 新しいルールがコロコロ変わる可能性もある
  • 突発的な状況を助けるマニュアル・経験がない
  • 保護者や地域との信頼関係がまったくない

ブラック保育園になりやすい怖さがある

小規模保育園を運営するのは株式会社が多いため、利益が出なければ閉園する可能性があります。また、利益を出すために人件費を削って運営している保育園もあります。

株式会社の保育園は運営母体によってピンキリなので良い保育園は魅力的ですが、経営者の能力が低いとブラック保育園になりやすい怖さがあります。

まーさ
不安なのは人間関係と給料面かなぁ。

そうですね。ただどんな職場にもあることなので、見極めが大切です。続いてメリットも見てみましょう。
みやこさん

保育士が小規模保育園で働くメリット

保育士が小規模保育園で働くメリット

  • 保育士不足なので給料など待遇が良い保育園が多い
  • 大きな行事がないため残業や持ち帰り仕事が少ない
  • 保育士の割合が多いため有給など休みが取りやすい
  • 経験が浅い・ブランクがある保育士が入りやすい
  • 乳児相手なので体力的な不安があっても働ける
  • 保育士の数が少ないためキャリアアップしやすい
  • 大規模保育園と違いより家庭的な保育ができる

保育士不足なので給料など待遇が良い保育園が多い

新設の小規模保育園は増えてますが保育士の数が足りません。小規模保育園の開園にはオープニングスタッフが必要なので、保育士確保のために比較的良い給料・待遇で求人をかけることが多いです。

以下施設別の平均年収比較です。小規模保育園の年収が少なく感じますが、これは勤続年数が少ない、ベテラン保育士が少ないことが原因です。若年層の給料は、小規模保育園の方が若干高いと思います(令和元年度の内閣府資料)。

常勤 年数 年収 非常勤 年数 年収
保育園
保育士
私立 11.2年 3,621,876円 私立 10.1年 2,253,792円
公立 11.0年 3,637,356円 公立 7.8年 1,954,308円
幼稚園
教諭
私立 7.8年 3,449,904円 私立 10.3年 2,035,188円
公立 11.1年 4,540,272円 公立 7.4年 1,803,240円
こども園
保育教諭
私立 8.2年 3,359,448円 私立 9.6年 2,264,700円
公立 9.9年 3,446,172円 公立 8.9年 1,805,292円
小規模保育A型/B型
保育士
A型 8.1年 3,225,060円 A型 8.5年 2,067,888円
B型 8.8年 3,235,404円 B型 9.9年 2,304,012円
小規模保育C型
家庭的保育者
C型 8.9年 3,501,300円 C型 14.7年 2,506,932円

大きな行事がないため残業や持ち帰り仕事が少ない

小規模保育園は対象が0-2歳なので、運動会など大きな行事は行いません。保育士が忙しい原因の1つは行事が多いことですが、行事が少ない小規模保育園では残業や持ち帰り仕事がほとんどありません

保育士の割合が多いため有給など休みが取りやすい

小規模保育園は0-2歳対象なので、一般的な保育園に比べて保育士の割合が多くなります。そのため比較的有給休暇も取りやすいと思います。

  保育園 A型 B型 C型
保育士数 0歳児3人に対し1人
1-2歳児6人に対し1人
保育所の配置基準+1名 保育所の配置基準+1名 0-2歳児3人に対し1人
保育補助を置く場合5人に対し2人

経験が浅い・ブランクがある保育士が入りやすい

経験がある保育士は1つの保育園に定着しがちなので、ベテラン保育士ほどボス化して派閥ができやすいですね。新設の小規模保育園は人間関係がフラットで始まるため、経験が浅い保育士やブランクがある保育士も入りやすいです。

乳児相手なので体力的な不安があっても働ける

40代-50代になると、転職先の新しい環境でフルに働けるか気になりますよね。小規模保育園は乳児保育のため子供と追いかけっ子をする必要はなく、体力的な不安があっても働くことができます。

保育士の数が少ないためキャリアアップしやすい

小規模保育園は保育士数が少ないためキャリアアップは早いです。大規模保育園の主任保育士の平均勤続年数が20年に対して、小規模保育園の主任保育士は10年ほどです。主任保育士や園長候補として転職する保育士も多いですね。

大規模保育園と違いより家庭的な保育ができる

小規模保育園は少人数なので大規模保育園のように賑やかな感じはなく、比較的気持ちにゆとりを持って保育に取り組めます。

また、子供1人ひとりに目が届きやすいため、ちょっとした変化にすぐ気付いて素早い対応ができます。保護者との距離も近く、いっしょに子育てをする感覚でアットホームな保育を行えます。

まーさ
やっぱり給料が高くて、働きやすい職場に転職したいなぁ。

小規模保育園はたくさんあるので、給料が高くて働きやすい求人も結構ありますよ。
みやこさん

まーさ
どんな求人を選べば良いの?ポイント教えて!

小規模保育園の求人の選び方とポイント

小規模保育園の求人の選び方とポイント

小規模保育園は給料や休みなどで魅力がある求人ですが、株式会社運営が多いため業績や方針に左右される職場でもあります。良い求人を選びたいなら、以下のポイントを押さえましょう。

  • 大手法人が運営する小規模保育園を選ぶ
  • 社会福祉法人が運営する小規模保育園を選ぶ
  • 競争が激しい都市圏の小規模保育園を選ぶ
  • 小規模保育園求人が多い転職サイトを使う

大手法人が運営する小規模保育園

小規模保育園は大規模保育園に比べて設立しやすいため、いろんな企業が参入しています。ただ、運営する企業規模が違うと保育士の待遇も違うため、なるべく大手法人が運営する保育園を選んでください。

社会福祉法人が運営する小規模保育園

もともと大規模保育園を運営していた社会福祉法人も小規模保育園の運営に乗り出しています。社会福祉法人は株式会社に比べて保育園設立の条件が良いため、給料が高い傾向があります。

社会福祉法人 学校法人 営利法人 その他法人
給与月額 年数 給与月額 年数 給与月額 年数 給与月額 年数
施設長 547,834円 25.3年 395,806円 11.7年 346324円 10.4年 495,984円 23.8年
保育士|常勤 258,901円 10.4年 217,167円 5.4年 227,781円 4.1年 252,990円 8.8年
その他|常勤 295,704円 12.4年 231,901円 6.0年 247,246円 5.3年 285,654円 11.5年
保育士|非常勤 154,394円 7.2年 142,398円 5.7年 132,221円 4.3年 149,494円 6.4年
その他|非常勤 146,962円 6.1年 147,544円 2.6年 141,550円 3.3年 150,561円 5.1年

幼稚園・保育所等の経営実態調査|厚生労働省

都市圏の方が良い保育士求人が多い

小規模保育園が増えているのは、待機児童問題を解消するためです。待機児童は都市圏が多いので、小規模保育園求人も都市圏が圧倒的に多いですね。地方にも小規模保育園はありますが、競争が激しい都市圏の方が給料が高い、休みが取りやすいなどの傾向が強いですね。

小規模保育園の求人は転職サイトに頼る

小規模保育園の求人を探すなら、転職サイトを頼ってください。新設園など運営歴が短い小規模保育園は情報が調べにくいため、直接ヒアリングをしてもらいましょう。蓋を開けたらブラック保育園だった……じゃシャレになりません。

まーさ
ブラック保育園ってそんなにひどいの?

保育園の人件費は通常7-8割ほどですが、2-3割で運営する保育園もあります……。
みやこさん

まーさ
それ怖すぎ……。具体的に良い求人の見つけ方教えて。

小規模保育園の求人の見つけ方は2つありますが、基本的にはプロに判断してもらわないと危険です。
みやこさん

小規模保育園の求人を探すために必要な転職サイト

小規模保育園の求人を探すために必要な転職サイト

  • 小規模保育園求人を多く持っている転職サイトを選ぶ
  • キャリアアドバイザーに保育園の情報を調べてもらう

まず、小規模保育園求人が多い転職サイトを選びましょう。公開求人が多いと、質の高い非公開求人も持っています。求人が少ないと選びようがありません。

次に、良い担当者をつけましょう。保育園の内情や雰囲気など、求人票以外の情報は調べてもらわないとわかりません。とくに新設園は過去の情報がないのでヒアリングが大切です。

2つの条件を備えた転職サイトは、保育士バンクマイナビ保育士です(2020年3月時点)。

  • 保育士バンク|1240件…施設形態から「小規模保育園」で検索
  • マイナビ保育士|3444件…こだわり条件から「小規模保育園」で検索

この2つで全国の小規模保育園求人はある程度押さえられます。どちらもなるべく非公開求人を紹介してもらった方が良い求人に出会えるでしょう。転職サイトの選び方は以下も参考にしてください。

小規模保育園はこれからもっと増える施設形態です。そのため求人の見極めが大切です。この記事を参考にして、給料が高く働きやすい小規模保育園求人を見つけてください。

まーさ
保育士転職サイトランキング厳選トップ10!」も参考にしてください☺️

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