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どんな職業でも給料の都道府県格差があります。もし心理的・物理的ハードルがなければ、なるべく給料が高い地域・都道府県で働きたい保育士は多いはずです。
「給料が高い都道府県はどこ?」と聞かれて東京をイメージする人は多いと思いますが、本当に東京は給料が高いんでしょうか。反対に田舎に行くほど給料は安くなるんでしょうか。
そこで保育士の給料事情を知るために、都道府県別の平均年収ランキングを作りました。このランキングを見ると、転職する地域の考え方がガラッと変わるはずです。
- 47都道府県で保育士の給料の違いってどれくらいあるの?
- やっぱり保育士の給料が一番高いのって東京なのかな?
- 将来を考えたら、給料が高い都道府県で働いた方がいい?

保育園は全国どこにでもあるので、場所にこだわらなければ給料が高い保育園は100%見つかります。
転職をして給料を上げたい保育士は、都道府県別の給料の違いを頭に入れて転職先を検討しましょう。

保育士、幼稚園教諭、保育教諭歴20年以上。幼稚園、保育園、認定こども園など転職して述べ500人以上の園児を保育し、保護者の相談に答えてきました。両親・祖母が教師・保育士なので、保育士は多分天職です。
詳しいプロフィール
都道府県別の保育士の平均年収


平成30年度と令和2年度の賃金構造基本統計調査から、都道府県別の保育士の平均年収一覧を作りました。平均年収の変化率・変化額、都道府県の年収ランキングも併記しています。
両者を比較して、保育士の給料が都道府県ごとにどれだけ上がったか確認してください。
NO | 都道府県 | 上昇額 | 上昇率 | 令和2年 平均年収 | 令和2年 年収順位 | 平成30年 平均年収 | 平成30年 年収順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
01 | 北海道 | -26.5万円 | 92.29% | 316.6万円 | 44位 | 343.0万円 | 21位 |
02 | 青森県 | 15.2万円 | 104.15% | 381.8万円 | 10位 | 366.6万円 | 09位 |
03 | 岩手県 | 03.6万円 | 101.06% | 343.0万円 | 30位 | 339.4万円 | 25位 |
04 | 宮城県 | 27.5万円 | 108.73% | 342.8万円 | 31位 | 315.3万円 | 45位 |
05 | 秋田県 | -16.8万円 | 94.88% | 311.8万円 | 46位 | 328.6万円 | 38位 |
06 | 山形県 | 03.9万円 | 101.26% | 316.3万円 | 45位 | 312.4万円 | 47位 |
07 | 福島県 | -38.7万円 | 88.59% | 300.7万円 | 47位 | 339.4万円 | 26位 |
08 | 茨城県 | 50.8万円 | 116.11% | 366.1万円 | 17位 | 315.3万円 | 46位 |
09 | 栃木県 | 81.0万円 | 122.87% | 435.0万円 | 01位 | 354.0万円 | 15位 |
10 | 群馬県 | -34.1万円 | 90.53% | 325.5万円 | 39位 | 359.5万円 | 12位 |
11 | 埼玉県 | 11.4万円 | 103.24% | 364.1万円 | 18位 | 352.7万円 | 16位 |
12 | 千葉県 | 36.7万円 | 109.23% | 433.9万円 | 02位 | 397.2万円 | 03位 |
13 | 東京都 | -35.6万円 | 91.80% | 398.5万円 | 06位 | 434.1万円 | 01位 |
14 | 神奈川県 | 18.3万円 | 104.76% | 402.6万円 | 04位 | 384.3万円 | 04位 |
15 | 新潟県 | -08.4万円 | 97.47% | 323.0万円 | 41位 | 331.4万円 | 36位 |
16 | 富山県 | 26.4万円 | 108.20% | 347.7万円 | 26位 | 321.3万円 | 41位 |
17 | 石川県 | -09.1万円 | 97.54% | 358.8万円 | 21位 | 367.9万円 | 08位 |
18 | 福井県 | 46.7万円 | 114.56% | 367.4万円 | 16位 | 320.7万円 | 42位 |
19 | 山梨県 | -08.0万円 | 97.65% | 333.0万円 | 37位 | 341.0万円 | 23位 |
20 | 長野県 | 13.4万円 | 104.04% | 345.3万円 | 29位 | 331.9万円 | 34位 |
21 | 岐阜県 | 11.8万円 | 103.23% | 375.7万円 | 12位 | 363.9万円 | 11位 |
22 | 静岡県 | 49.9万円 | 115.00% | 382.2万円 | 09位 | 332.3万円 | 32位 |
23 | 愛知県 | 38.5万円 | 110.55% | 403.6万円 | 03位 | 365.1万円 | 10位 |
24 | 三重県 | 23.2万円 | 106.97% | 355.4万円 | 24位 | 332.2万円 | 33位 |
25 | 滋賀県 | 22.4万円 | 106.46% | 369.3万円 | 14位 | 346.9万円 | 18位 |
26 | 京都府 | -09.9万円 | 97.57% | 399.9万円 | 05位 | 409.8万円 | 02位 |
27 | 大阪府 | 37.7万円 | 110.85% | 385.3万円 | 08位 | 347.6万円 | 17位 |
28 | 兵庫県 | 35.2万円 | 109.84% | 392.7万円 | 07位 | 357.5万円 | 13位 |
29 | 奈良県 | 20.4万円 | 106.01% | 360.7万円 | 19位 | 340.3万円 | 24位 |
30 | 和歌山県 | -09.7万円 | 97.06% | 320.5万円 | 42位 | 330.2万円 | 37位 |
31 | 鳥取県 | 36.5万円 | 111.46% | 354.7万円 | 25位 | 318.2万円 | 43位 |
32 | 島根県 | 06.4万円 | 101.93% | 334.6万円 | 36位 | 328.2万円 | 39位 |
33 | 岡山県 | -59.0万円 | 84.64% | 325.3万円 | 40位 | 384.3万円 | 05位 |
34 | 広島県 | -18.4万円 | 95.14% | 360.4万円 | 20位 | 378.8万円 | 06位 |
35 | 山口県 | 05.0万円 | 101.46% | 347.1万円 | 27位 | 342.1万円 | 22位 |
36 | 徳島県 | 12.8万円 | 103.97% | 335.3万円 | 35位 | 322.5万円 | 40位 |
37 | 香川県 | 17.9万円 | 105.29% | 356.0万円 | 22位 | 338.1万円 | 27位 |
38 | 愛媛県 | -17.2万円 | 94.88% | 319.8万円 | 43位 | 337.0万円 | 28位 |
39 | 高知県 | 37.7万円 | 111.36% | 369.3万円 | 15位 | 331.6万円 | 35位 |
40 | 福岡県 | -20.4万円 | 94.57% | 355.9万円 | 23位 | 376.3万円 | 07位 |
41 | 佐賀県 | -04.8万円 | 98.56% | 328.4万円 | 38位 | 333.2万円 | 30位 |
42 | 長崎県 | 15.9万円 | 104.44% | 372.9万円 | 13位 | 357.0万円 | 14位 |
43 | 熊本県 | -02.9万円 | 99.16% | 340.5万円 | 33位 | 343.4万円 | 20位 |
44 | 大分県 | 07.0万円 | 102.08% | 342.4万円 | 32位 | 335.4万円 | 29位 |
45 | 宮崎県 | 33.7万円 | 109.73% | 379.7万円 | 11位 | 346.0万円 | 19位 |
46 | 鹿児島県 | 12.9万円 | 103.86% | 345.9万円 | 28位 | 333.0万円 | 31位 |
47 | 沖縄県 | 21.2万円 | 106.71% | 337.3万円 | 34位 | 316.1万円 | 44位 |
各年度の平均年収や順位、年収の上昇率などで並べ替えて、保育士の都道府県別の給料・年収に何か特徴がないか探してみましょう。

保育士の都道府県別平均年収・給料からわかること
- 保育士の平均年収・給料が高い都道府県
- 保育士の平均年収・給料が低い都道府県
保育士の平均年収・給料が高い都道府県
令和2年度を中心に、保育士の平均年収・給料が高い都道府県を並べると以下のようになります。
順位 | 都道府県 | 令和2年度 | 都道府県 | 平成30年度 |
---|---|---|---|---|
1位 | 栃木県 | 435.0万円(+81.0万円) | 東京都 | 434.1万円 |
2位 | 千葉県 | 433.9万円(+36.7万円) | 京都府 | 409.8万円 |
3位 | 愛知県 | 403.6万円(+38.5万円) | 千葉県 | 397.2万円 |
4位 | 神奈川県 | 402.6万円(+18.3万円) | 神奈川県 | 384.3万円 |
5位 | 京都府 | 399.9万円(-9.9万円) | 岡山県 | 384.3万円 |
令和2年度の平均年収が高い都道府県ベスト5は、栃木県、千葉県、愛知県、神奈川県、京都府でした。
千葉県628万人(6位)、愛知県754万人(4位)、神奈川県924万人(2位)、京都府258万人(13位)と人口が上位の地域が並ぶ中、人口193万人(19位)の栃木県が平均年収1位なのは意外ですね。
栃木県は平均年収の上昇額も81万円で1位です。千葉県、愛知県の平均年収の上昇額も30万円台と大きいので、年収の上昇額が大きい都道府県が平均年収の上位に入っているということですね。
また平成30年度では1位だった東京都が、令和2年度にはベスト5から漏れて6位(398.5万円)でした。
保育士の平均年収・給料が低い都道府県
令和2年度を中心に、保育士の平均年収・給料が低い都道府県を並べると以下のようになります。
順位 | 都道府県 | 令和2年度 | 都道府県 | 平成30年度 |
---|---|---|---|---|
47位 | 福島県 | 300.7万円(-38.7万円) | 山形県 | 312.4万円 |
46位 | 秋田県 | 311.8万円(-16.8万円) | 宮城県 | 315.3万円 |
45位 | 山形県 | 316.3万円(+3.9万円) | 茨城県 | 315.3万円 |
44位 | 北海道 | 316.6万円(-26.5万円) | 沖縄県 | 316.1万円 |
43位 | 愛媛県 | 319.8万円(-17.2万円) | 鳥取県 | 318.2万円 |
令和2年度の平均年収が低い都道府県ベスト5は、福島県、秋田県、山形県、北海道、愛媛県でした。
人口で見ると福島県183万人(21位)、秋田県96万人(38位)、山形県106万人(36位)、北海道522万人(8位)、愛媛県133万人(28位)なので、中位よりも少し下の地域といったところ。
また平成30年度は46位の茨城県が17位、43位の鳥取県は25位、42位の福井県は16位など大きく年収が増えた地域もあります。
こうして年度毎に都道府県別の平均年収を比較すると、千葉県、神奈川県、京都府、東京都などある程度平均年収が高い都道府県、また山形県、秋田県、和歌山県、沖縄県などある程度平均年収が低い都道府県はあるものの、どの都道府県も上下変動が大きいことがわかります。
ちなみに今回調べてもっとも年収が上昇したのは栃木県で81.0万円、もっとも年収が下降したのは岡山県で-59.0万円でした。


保育士の都道府県別平均年収・給料の注意点
都道府県によって保育士の平均年収が大きく違うことはわかりましたが、その都道府県の平均年収が高いという理由だけで転職先を決めてはいけません。理由は以下の通りです。
- 同じ都道府県内でも地域で年収は変わる
- 保育士の平均年収の変動は毎年激しい
- 給料も大事だけどかかる生活費も重要
同じ都道府県内でも地域で年収は変わる
同じ都道府県内でも地域によって給料水準は変わりますし、保育園によっても給料は変わります。そのため都道府県別の平均年収は、あくまでも平均を知るために活用してください。


保育士の平均年収の変動は毎年激しい
先ほども話した通り、保育士の平均年収の変動はとても激しいです。そのため毎年都道府県の平均年収の順位は入れ替わっています。
たとえば令和2年度、平成30年度、平成29年度の都道府県別平均年収ベスト5を並べると、3つともにランクインしているのは京都府のみです。
順位 | 都道府県 | 令和2年度 | 都道府県 | 平成30年度 | 都道府県 | 平成29年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 栃木県 | 435.0万円 | 東京都 | 434.1万円 | 京都府 | 401万円 |
2位 | 千葉県 | 433.9万円 | 京都府 | 409.8万円 | 東京都 | 394万円 |
3位 | 愛知県 | 403.6万円 | 千葉県 | 397.2万円 | 愛知県 | 372万円 |
4位 | 神奈川県 | 402.6万円 | 神奈川県 | 384.3万円 | 岡山県 | 363万円 |
5位 | 京都府 | 399.9万円 | 岡山県 | 384.3万円 | 滋賀県 | 359万円 |
もちろん人口や求人が多いことは平均年収を上げる要素になりますが、人口や求人に比例して平均年収が決まるわけではないことは覚えておきましょう。
給料も大事だけどかかる生活費も重要
生活費や住居費によっては、給料が高い地域でも相対的に損をする場合があります。
たとえば地方で3-4万円の賃貸物件も、地方都市で6-7万円、東京で10万円近くになります。住居費だけで年70-80万円も変わるんです。
ただ上京して転職すると、8万円ほどの家賃がゼロ円になる「借り上げ社宅制度」を実施する保育園も多いので、東京でも地方以下の生活費になる可能性は高いです。
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